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「暗争」は何と読む?読めたらスゴい難解漢字、正解は...?

  • 2021.6.15
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家族や友人、パートナーとケンカしたときに、言い返せずに黙り込んでしまった経験はありませんか?

そのような状態を表す言葉が「暗争」です。

「暗い」や「明暗」などで使う「暗」という漢字と、「戦争」や「論争」などで使う「争」とを合わせた言葉ですが、一体なんと読むのかわかりますか?

「暗争」の読み方!

では、早速「暗争」の読み方を発表します。

「あんそう」と読んだ方は、不正解!

「暗争をきめこむ」という使い方をすることが多いでしょう。ほかの漢字では「黙り」と書くこともできます。

そろそろ答えがわかってきたころでしょうか?

正解は「だんまり」でした!

「暗争」の豆知識

では「暗争(だんまり)」とは、いったいどのような意味なのでしょうか。

①だまっていて、何も言わないこと。また、その人。
②歌舞伎の演出の一つ。暗やみの中で登場人物が無言のまま探り合うさまを様式化したもの。また、その場面、暗闘。

出典:北原保雄編、明鏡国語辞典第二版、大修館書店(2017年4月1日版)p.1088

 

日常生活で使う「暗争」は「黙っていること」「何も言わないこと」という意味で使うことが多いですね。

もともと「暗争」は、歌舞伎の演出のことを指す言葉として使われていました。この歌舞伎の演出が転じて、私たちが日常生活で使う「暗争」になったんだそうです。

「暗」やみのなかで探り合いながら「争」う様子を表したものなので、「暗争」なんですね!

まとめ

いかがでしたか?

「暗争」は「だんまり」と読みます。

歌舞伎の演出がもととなってできた言葉です。「黙っていること」という意味があることから「黙り」とも書けます。

「暗争」する場面は日常ではあまりないかもしれませんが、もしそのときがあったら「だんまり」は「暗争」と書くんだった!と思い出してみてくださいね!


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