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下北沢に誕生。カルチャーが息づく、新しい“商店街”「BONUS TRACK」

  • 2021.5.25
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世田谷代田駅から下北沢駅へと向かう途中、突如として現れる複合型施設「BONUS TRACK(ボーナストラック)」。本屋やレコードショップ、発酵専門店、台湾料理店など、個性的なお店が軒を連ねます。

下北沢に誕生。カルチャーが息づく、新しい“商店街”「BONUS TRACK」
下北沢に誕生。カルチャーが息づく、新しい“商店街”「BONUS TRACK」
ユニークなお店が集う、“新しい商店街”
下北沢に誕生。カルチャーが息づく、新しい“商店街”「BONUS TRACK」
建築設計を担当したのは、若手建築ユニットの「ツバメアーキテクツ」

「BONUS TRACK」は2020年4月、小田急線路の跡地に誕生。店舗と住居が一体になった長屋形式の「SOHO棟」と大きく広々としたつくりの「商業棟」が通りに面するように建ち、昔ながらの商店街を再現しています。
入居するお店はどれもユニークなものばかり。これからご紹介する発酵食品専門店「発酵デパートメント」や日記専門店「日記屋 月日」をはじめ、ビールが飲める本屋「B&B」、スリランカカレー屋「ADDA」など、他にはないお店が13店舗入居しています。

また、週末にはフレッシュな野菜や花が並ぶ「朝市」や本好きのためのマーケット「BOOK LOVER’S HOLIDAY」などイベントも開催。遊びに来る人はもちろん、出店者にとっても出会いの場となっているそう。

世界の発酵食品に出会える「発酵デパートメント」
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「発酵」ののれんが目印

発酵デザイナーの小倉ヒラクさんがオーナーを務める発酵専門店。“世界の発酵みんな集まれ!”を合言葉に各地の発酵調味料や珍味、お酒、発酵に関する書籍、さらにはうつわなどの伝統工芸も販売しています。

下北沢に誕生。カルチャーが息づく、新しい“商店街”「BONUS TRACK」
全国の発酵食品がずらり

店内には、小倉ヒラクさんが実際に足を運んで見つけてきたという、全国各地の発酵食品の数々。限られた地域で粛々と伝えられてきた、珍しい発酵調味料なども取りそろえています。

下北沢に誕生。カルチャーが息づく、新しい“商店街”「BONUS TRACK」
左から、キッコーゴ五郎兵衛醤油(360㎖)550円、心の酢(500㎖)840円、三河精進白だし(400㎖)1200円

「キッコーゴ五郎兵衛醤油」は東京のあきるの市で製造。江戸時代から変わらず今も木桶で仕込んでいるそう。豊かな香りと濃い旨味が特徴です。「心の酢」は、山梨県で作られる米酢。まろやかな味で、炒め物にもおすすめだとか。「三河精進白だし」は、昆布や椎茸など、国産の植物性の素材のみを使用して作られた白だし。深みがありつつスッキリした味で、うどんの汁や煮物にも相性抜群です。

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オリジナル商品の徳利とおちょこ
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飲食ができるイートインスペース

また、イートインスペースも併設し、発酵調味料などを使用したランチやカフェメニュー、お酒などが楽しめます。ランチタイムは、中国雲南省のソウルフード「発酵体験米麺」や「発酵ハヤシライス」、テイクアウトメニュー「発酵ハムカツドッグ」を提供。

近年トレンドの“発酵”。発酵食品に興味のある方は、「発酵デパートメント」に訪れてみてはいかがでしょうか。

日記の魅力を伝えるお店「日記屋 月日」
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日付がついている「日記本」がずらり

日記を書くことや読むことの楽しさを伝えるお店「日記屋 月日」。日記に関する新書や古本、自費出版など合わせて、約700冊ほどがそろいます。そのほか、日記帳なども販売。近年、日記への注目が高まっており、一日一行のみを綴る「一日一行日記帳」なども人気だそう。

店長の久木玲奈さんは「日記はそのとき考えていることを言語化するツール。日記を書くことで過去の自分やこれからの自分、今の自分と向き合うことができます」と日記の魅力について話します。

下北沢に誕生。カルチャーが息づく、新しい“商店街”「BONUS TRACK」
オリジナルのスタンプやカード、ボールペンも販売中

月日オリジナル雑貨として、「月 日()」と書かれたスタンプや、名刺サイズのカードも販売。こちらのスタンプがあれば、ちょっとした紙も日記用に様変わり。

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ことりっぷ

日記以外にも毎日の生活に欠かせないものとしてコーヒーやビールの提供も行っています。中目黒・代官山のコーヒー専門店「カフェ・ファソン」のオリジナルブレンドのほか、クラフトビールやココアなども用意。近くのベンチで、日記本を読みながら一服はいかがでしょう。

マニアックな音楽と出会える「pianola records」
下北沢に誕生。カルチャーが息づく、新しい“商店街”「BONUS TRACK」
BONUS TRACK唯一のレコード屋さん

大手レコード販売店にて長年勤務してきた國友洋平さんが開いたレコード専門店「pianola records」。お店に並ぶのは、世界各国から仕入れてきたオールジャンルのレコードたち。レコードの他にもカセットテープやCDなども販売しています。

下北沢に誕生。カルチャーが息づく、新しい“商店街”「BONUS TRACK」
木の温もりが感じられる店内

レコードの陳列方法にも國友さんのこだわりが。「普通レコードショップでは、RockやJazzといったジャンル別のコーナーサインが置かれています。うちではこのコーナーサインを置かず、あえてジャンルを混ぜこぜに。ジャンル分けしてしまうと、Rock好きな人はその棚しか見なくなってしまう。気軽にいろんな音楽に触れてほしいので、あえてジャンルレスにしているんです」と國友さん。

下北沢に誕生。カルチャーが息づく、新しい“商店街”「BONUS TRACK」
ふらっとひとりで立ち寄る女性も多いとか

でもジャケットだけではなかなかどんな音楽か想像しづらいですよね。店内にあるレコードプレーヤーで試聴もできるので、気になったレコードがあったらまずは試しに聴いてみるのがおすすめです。「好きな音楽や特徴を伝えてもらえれば、おすすめの商品を案内できます」と話してくれました。

また、不定期でレコードマーケットも開催。BONUS TRACKの通りにいくつものほかのレコードショップが並び毎回大賑わい。ぜひHPやInstagramをチェックしてみてくださいね。

家族や恋人、ペットとも気軽に立ち寄れる「BONUS TRACK」。周りには緑もいっぱいで、いい気分転換になること間違いなし。気候のいい日に、お散歩がてら立ち寄ってみてはいかがですか?

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