1. トップ
  2. ライフスタイル
  3. もう時代遅れ?昭和世代のお金の価値観3選

もう時代遅れ?昭和世代のお金の価値観3選

  • 2021.5.23
  • 19007 views

昭和から平成、令和と時代が変わり、社会の常識もずいぶん変化しました。けれどなかには、お金の価値観だけは昭和のままの人もいるようです。昭和世代が引きずりがちなお金の価値観を3つ紹介するので、心当たりはないかチェックしてみてくださいね。

■お金は預貯金にしておくのがいちばん

まず挙げられるのが、「お金は預貯金にするのがいちばん」という考え方です。以前は「金利もつくし、お金は預貯金としてコツコツ貯めれば大丈夫」という考えが主流でした。しかし普通預金の金利を見てみると、1988年(昭和63年)の時点では0.26%だったのが、2021年(令和3年)には0.001%まで落ちています。

そのうえ、預金は物価が上昇するリスクに弱く、放っておくと資産が目減りしてしまう恐れがあります。

■投資は危険、お金に余裕がある人がするもの

「投資は危険だし、お金のある人がすること」というのも昭和世代の価値観と言えるでしょう。預貯金への絶対的な信頼と関連して「投資はしないほうがいい」といった考えが定着していました。

とはいえ前述の通り、預貯金だけでは資産を増やすことができない時代になってきました。投資は効率的に資産を増やしやすいうえ、少額から始めることができる制度も増えています。NISAやiDeCoなど政府主導の制度もあり、誰でも投資をしやすい環境が整ってきています。

■子どもにお金の話をするものじゃない

昭和世代の中には「お金の話をするのは汚い。子どもにお金の話をするのはタブー」と思っている人もいるでしょう。しかしクレジットカードをはじめとするキャッシュレス決済や株式投資が当たり前になり、経済環境は大きく変化しました。このような変化に対応するためには、正しい金融の知識、いわゆる金融リテラシーの教育が大切だという考えが日本でも浸透しつつあります。

その証拠に、2022年度以降には、高校の家庭科の授業に資産形成の話が盛り込まれることも決まりました。今や子どもの将来のためにも、お金についてきちんと教えるべき時代になっているのです。

■時代に合わないお金の価値観をアップデート

どんなに節約を頑張っても、お金に対する価値観が古いままでは、なかなかお金が貯まらない場合があります。上手に資産形成をしてこれから先の長い人生を生き抜くためにも、古いお金の価値観は最新のものにアップデートしてくださいね。

文・中村あずさ

元記事で読む
の記事をもっとみる