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京都で見つけた、まるでガラス細工のように儚げで麗しい京菓子

  • 2015.6.25
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四条河原町交差点の東側にある「永楽屋 本店」の寒天菓子「琥珀」は、宝石の琥珀になぞらえた京菓子。光にかざすと潤んだように透きとおるそのたたずまいが、夏の手みやげにぴったりなひと品です。

季節の素材を寒天にそっととじこめた、可憐な京菓子

永楽屋の「琥珀」は、薄氷を思わせるシャリッとした表面の食感から、内側のやわらかさへの移ろいが心地よく、甘さも上品。「豆」や「栗」(6個入843円~)など、季節の素材を寒天で包みこんでいます。秋には「紅玉」など季節限定商品も登場します。

夏のおすすめは、爽やかなグレープフルーツ入り

グレープフルーツの琥珀「橙」(6袋12本入843円)は夏にぴったり。ほんのり冷やして、水だし緑茶や冷たい抹茶とともにいただけば、涼感たっぷりのおやつタイムが演出できます。

「琥珀」の美しい透明感と独特の食感を生み出す秘訣は、寒天の乾燥具合をしっかりと見極めることなのだそう。湿度、時間、長年経験を積んだ職人の勘、すべてがぴたりと合うことで極上の食感が叶うのです。

7月10日まで!夏季限定、柚子ずくしのかき氷

2階の喫茶室では、琥珀を使っためずらしいかき氷がいただけます。その名も「柚子琥珀氷」(930円)。国産の木頭柚子入りの琥珀を柚子蜜の氷に散りばめた、まさに柚子ずくし。琥珀ときめ細かな氷とがシャリシャリと奏でる音色に心おどる唯一無二のかき氷です。7月10日までの期間限定で、そのあとは、9月30日まで「黒蜜黄粉氷」(880円)に替わります。

柑橘の清々しさがあふれ出す、ひんやりゼリーもいかが

パフェやあんみつなど充実した品ぞろえの中で、もうひとつのおすすめは、バレンシアオレンジをまるごと使ったゼリー「香の果(かぐのこのみ)」(950円、9月10日まで、6月中は甘夏のゼリー)。ぷるんとひとさじすくうたび、みずみずしい果実の香りが広がります。

賑わう河原町エリアのオアシス的存在

甘味処がしのぎをけずる河原町から祇園界隈で近年注目を集めるこちらの喫茶室。木のぬくもりとモダンなデザインとが調和した開放的な空間で、四条河原町の喧騒も忘れさせてくれます。京都で活躍する作家たちの作品も展示販売されています。

重厚な店構え。1階には佃煮や和菓子が並びます

永楽屋は、佃煮と和菓子が2大看板。創業は1946年と京都では比較的若いお店ながら、味には定評があり、手みやげ選びに重宝しますよ。

祇園祭期間限定、ユニークなあずきドリンク

そしてもうひとつ。近年、祇園祭限定スイーツとして口コミで広がり、人気を集めている「水あずき」(300円)が後祭巡行日の7月24日(金)のみ店頭販売されます。水ようかんをもっとなめらかにしたような、するんとのど越しのいい飲み物です。宵々々山から後祭巡行日までの期間中は、室町店でも店頭販売されますよ。祇園祭見物のおともにいかが。

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