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「ワイドパンツ」トイレで裾が床につかない方法は…【おすすめの洗い方も紹介】

  • 2021.5.21

生活様式の変化にともない、“ニューノーマルな生活”として手洗いや手指の消毒などの衛生対策が日常の一部に組み込まれるようになりました。衛生対策への意識が高まるにつれ、帰宅後の洋服の菌やウイルスが気になる方も多いのでは?そこで今回は、ウイルス対策や抗菌、除菌対策にスポットを当てたお手入れ方法をプロが伝授!今回は「衣類編」です。

衣類のウイルス対策には「衣料用漂白剤」

外出して、人混みや多くの人と接した時には、衣類にウイルスがついたかも…と気になることがあるかもしれません。そんな時は、ウイルス除去効果のある洗剤や衣料用漂白剤を使ってお洗濯するのがおすすめです。漂白剤は汚れを落とすだけでなく、除菌・ウイルス対策ができるタイプの漂白剤もあります。普段のお洗濯に「漂白剤」をプラスする、新しいお洗濯習慣を始めてみて。

漂白剤の種類と選び方のポイント

液体と粉末は素材で使い分けましょう

液体タイプは、毛・絹もOK

粉末タイプは、毛・絹はNG

家庭で使われる漂白剤は、「塩素系漂白剤」と「酸素系漂白剤」の二つに分けられます。「塩素系漂白剤」の漂白成分は、漂白力が強く、白い衣類や布巾などの白物の漂白に使われます。ただし、生地を傷めるおそれがあるので、毛・絹・ナイロン・アセテート・ポリウレタンの繊維には使用できません。
「酸素系漂白剤」は、塩素系漂白剤と比較すると漂白力がおだやかで、色・柄物にも使用できるため、普段のお洗濯に使いやすいのは「酸素系」です。 さらに、「酸素系漂白剤」には「液体」と「粉末」があります。「液体」タイプは、毛や絹など幅広い素材に使うことができ、汚れに直接塗布することもできます。「粉末」タイプは、使用できる素材は限られますが、「液体」タイプよりも漂白力が強く、しっかりウィルス除去できるのが魅力です。

ワイドパンツやスカートのお手入れ方法

お出かけ時に気になる“裾問題”を解決!

ゆったりしたシルエットで着心地がラク、動きやすく脚長効果もありと、女性たちにとても人気のワイドパンツやロングスカート。季節を問わず人気のコーデですが、トイレの時「裾」が床について困る、階段を上り下りする時に「裾」がすれる…などの「裾問題」は、特に心配ですよね。今回は、ワイドパンツのトイレ問題の解決方法やお洗濯のコツを紹介します。

1.座る前に裾をまくる
便座に座る前に、裾をくるくると折り返し、まくり上げると、裾が床につくのを防げます。ただし、やわらかい生地のパンツだと、せっかく折り返した裾が垂れてしまうことがあるので注意が必要です。
2.クリップや洗濯バサミで裾を留める
クリップなどで、まくり上げた裾を上部に留めておく方法です。小さめのクリップ2つ程度をポーチに入れておくとよいでしょう。

3.専用のペチコートを履く
ワイドパンツ用の「ペチコート」を履く方法もあります。トイレの時には、ペチコートと一緒にパンツの裾ごとくるっと折り返すことができるので、外出時に道具を持ち歩く必要もないので便利です。

ワイドパンツの洗い方を解説

1.まずは自宅で洗えるか、洗濯表示をチェック
「洗濯表示」を見て、家でお洗濯ができるかどうか確認します。

2.おしゃれ着用洗剤を選ぶ
色あせや型くずれ・毛玉・しわを防ぐおしゃれ着用洗剤(アクロン)がおすすめです。

3.汚れが気になる部分に前処理
裾がトイレの床についてしまった時の汚れが気になる場合には、除菌・抗菌効果のある液体の酸素系漂白剤の原液を塗布して前処理をしましょう。

4.洗濯ネットに入れる
裾の絡まりや型くずれを防ぐために「洗濯ネット」に入れて洗うことをおすすめします。ファスナーやホック、ボタンなどはあらかじめ閉じておきます。洗濯ネットの大きさに合わせて、汚れが気になる裾部分が表側に出るように2〜3折りにして入れます。

5.柔軟剤を併用して弱水流のコースで洗います
「手洗いコース」「おしゃれ着コース」「ドライコース」など弱水流のコースか手洗いで洗います。柔軟剤を併用すると、静電気防止や洗濯じわを減らすほか、消臭・抗菌効果※のある柔軟剤(ソフラン プレミアム消臭)を使うと菌の増殖を抑制し、1日中抗菌してくれます。

6.形を整える
洗濯じわを防ぐため、脱水後はすぐに取り出します。綿や合成繊維のパンツは、手のひらでパシッパシッとたたいて形を整えながら、しわをとります。

7.筒干しする
パンツの形やシルエットを保って早く乾かすために、角ハンガーや小物干しを使って筒状に吊るし、日陰に干しましょう。

上着から約20cm離し、しっとり湿る程度にしっかりスプレーを吹きかけ、ハンガーなどにかけてよく乾かします。再び着用する場合は、完全に乾いてからにしましょう。なお、使う前にシミや色落ちが発生しないか目立たない部分で確認してから使います。

教えてくれたのは…お洗濯マイスター 大貫 和泉さん

お洗濯マイスター 大貫 和泉
(消費生活アドバイザー、繊維製品品質管理士 健康予防管理専門士)
プロフィール:
洗濯用洗剤などの製品開発・調査に約20年携わってきました。母親としての経験と研究活動を融合し、日々のお洗濯に役立つ情報をわかりやすくお伝えしていきます。
https://lidea.today/about

構成/CLASSSY.ONLINE編集室

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