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「作業量が増えたのに報酬は同じ」フリーランスで泣き寝入りしないために

  • 2021.5.20
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会社員に比べて自由なイメージがあるフリーランス。一方で、報酬未払いの経験がある人は約70%で、そのうち40%が泣き寝入りをしているという事実も。フリーランスとして働くうえで、トラブルにあったり、損をしたりすることのないよう、お金や法律に関する知識は必須だ。独立の方法や、確定申告など、イマイチ自信がない方も多いだろう。

5月21日、『独立から契約、保険、確定申告まで フリーランス六法』(青春出版社)が発売される。本書は、フリーランスへの転身を考えている人、フリーランスとして活動中の人が法律や税金の知識がなくても安心して働くための知識とコツをまとめた1冊だ。

本書の内容は以下の通り。

① 会社員時代から準備が必要! 会社を辞める前後にやるべきこと
② 仕事の第一歩! 時間とお金を自分でマネジメント
③ 約束のギャラがもらえない! 仕事のトラブル対処法
④ 会社員よりも得したい! 確定申告と税金のポイント
⑤ 健康保険や年金、家のローン...... ライフプランはどうする!?

独立までに準備すべきことから、仕事を取るためのノウハウ、契約書の注意点、トラブル対処法、確定申告のやり方、ライフプランに至るまで、フリーランスになって直面するさまざまな事柄を網羅している。

たとえば、「予定より作業量が増えたのに支払ってもらえなかった!」というケース。

簡単な仕事のつもりだったのに、いつの間にか作業量が膨大に。頑張って納品したら、なぜか報酬は当初のまま......フリーランスによくある話です。

身を守るためには、業務委託契約書をきちんと結ぶこと、業務量やスケジュールなども契約書に明記することが必要だ。契約書がない、記載がないという場合には、追加の料金について取引先と相談し、契約書に追記する、あるいは最低でもメールでやり取りをしておくと、請求の根拠になるという。

また、正式な書面がなくても、契約は成立する。メールで業務内容や報酬を確認し回答をもらう、口頭や電話の場合は録音しておくなど、証拠を残しておく必要がある。そもそも、業務委託契約書を出したがらない担当者や、重要なことを電話や口頭でしか言わないような担当者は要注意。泣き寝入りしないよう、自分の身は自分で守ろう。

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