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巻き込まれてヤバい…ママ友同士の修羅場エピソード【後編】

  • 2021.5.19

ユウカさん(仮名)は息子が幼稚園に入園したのをきっかけに、アユミさん(仮名)とミキさん(仮名)、ふたりのママ友と親しくなる。

当初は楽しく付き合っていたが、次第に年長のアユミさんの傍若無人な行動が目立つように。

アユミさんの振る舞いを、ミキさんがたしなめたことで、3人の関係にあつれきが生まれたのでした。


子ども同士のトラブルで決定的に

公園での一件以来、なんとなく気まずくなってしまって、幼稚園のお迎えで話をするくらいで、3人でランチをすることはなくなっていきました。
それでも居心地の悪さを感じながらも、3人で雑談をするようなときもあって、「時間がたてば元通りになるのかな」とわたしは思っていたんです。
でも一度、狂った歯車は簡単には戻りませんね。アユミさんとミキさんの関係が決定的に壊れてしまう、できごとが起きました。
ミキさんの息子ちゃんが、アユミさんの息子ちゃんとケンカして泣かせてしまったんです。
そんなことはよくあって、目くじらたてるようなことじゃないんですけど、ギクシャクしているアユミさんとミキさんには大問題。
「年上を敬えない、親の息子だから乱暴なんだ」とアユミさんが激怒すれば、「あなたの息子が意地悪するからこうなった」と言い返します。
結局、どちらもが妥協しないまま、この日をさかいに、アユミさんとミキさんは完全に敵対する関係になってしまいました。

ふたりの間で板挟み

その後、アユミさんは違うママ友グループを作って、そこでもリーダー的な存在として君臨。
ミキさんは孤立気味になってしまいました。みんなアユミさんが怖くて、なかなか話しかけづらくなってしまったようです。
ただ、ミキさんはおとなしそうに見えて芯が強い女性だったので、わりと平気にしていましたね。
わたしはというと、アユミさんと関係を持たないわけにもいかずに、アユミさんのママ友グループに所属しながら、ミキさんともママ友付き合いをする板挟み状態になってしまいました。
アユミさんのグループと一緒のときは、ミキさんの悪口をあること、ないこと聞かされました。
基本的には、悪口には参加しないようにしていましたが、ときどき「あなたもそう思うでしょ」なんて同意を求められることがあって、つらかったですね。
「ミキさんも気の強いところがありますもんね」なんて、できるだけ言い方に気をつけていましたが、罪悪感で苦しかったです。
アユミさんのグループでミキさんの悪口に加わりながら、一方でミキさんと友達付き合いをしている自分がとても情けない気持ちになりました。

すべてが裏目に

そんなどっちつかずな状態を続けていたら、わたしがアユミさんのグループで悪口に参加しているって、ミキさんの耳に入ってしまったんです。
アユミさんはわたしに怒ることはなかったんですが、「なんか寂しいな……」といって、その後はあまり話しかけてこなくなりました。
「このままじゃいけない」と思ったわたしは、アユミさんたちがミキさんの悪口を言い出したときに、勇気を出して「もうそういうの止めませんか」と言ってみたんです。
アユミさんは素直に引き下がる性格ではありません。
「聞きたくないんだったら、あんた帰りな」と言われて、その後はわたしもママ友グループから孤立してしまいました。
アユミさんのグループからのけものにされて、ミキさんも以前のようには付き合ってくれなくなって、わたしは完全に孤立してしまったんです。
どっちつかずな中途半端な態度がダメでしたね。
わたしはミキさんが正しいと思っていたし、ミキさんが好きだったんですから、味方になってあげればよかったのかな。
自分自身にも反省すべき点はたくさんありますが、本当にママ友の付き合いはめんどくさいですよね。
(大船くじら/ライター)


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