今回取り上げる難読漢字は「鹿尾菜」。「鹿」の「尻尾」の「菜っ葉」なんて、なんだかちょっと変わった名前ですよね。
でも、こちらは日本人なら誰でも一度は食べたことがあるはず! と言えるほどに、私たちの食生活に浸透している食材なんですよ。さぁ、正しく読むことはできますか?
「鹿尾菜」の読み方!
ヒントは読み仮名三文字。また、「鹿」は陸の生物ですが、こちらは海に生息しています。いかがでしょう、少しずつ答えが見えてきたのではないでしょうか?
正解は、「ひじき」でした!
「鹿尾菜」について
「鹿尾菜」で「ひじき」と読むなんて意外ですよね! ちなみに、辞典では以下のように説明されています。
褐藻類の一つ。細い円柱状で、多数に枝分かれしている。なまの時は茶色で、乾燥した物は黒茶色。若葉は食用。〔ホンダワラ科〕
出典:山田忠雄・倉持保男ら編、新明解国語辞典、三省堂(2020年11月20日第八版、青版)p.1308
普段目にする「鹿尾菜」は調理後のもので、甘辛く味付けされており、色は真っ黒ですよね。でも、実は生の状態の「鹿尾菜」は茶色なんだそうですよ。たしかに、生の状態の「鹿尾菜」は、言われてみれば「鹿の尻尾」に似ているかもしれませんね。
まとめ
いかがでしたか?
「鹿尾菜」は「ひじき」と読みます。また、ひじきは「羊栖菜」などとも書きます。
普段食べ慣れているはずの食材に、意外な漢字が当てられていたなんてこともしばしば…。今後も続々と出題していくので、ぜひお楽しみに!
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