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早歩きの人は、ゆっくり歩く人よりも寿命が長い!?

  • 2021.5.16

世の中には2種類の人がいる。ナメクジのように目的地までのろのろ歩くのが好きな人と、いついつまでにどこどこに行かねばならず、ゆっくり歩いていられない人。でも、後者の努力は無駄じゃない。速く歩くと実際に寿命が延びることもあるそう。オーストラリア版ウィメンズヘルスより詳しく見ていこう。

スポーツ医学専門誌『The British Journal of Sports Medicine』掲載の論文によると、この研究ではイギリスに住む5万人以上の成人が“普段の歩くスピード”と“健康因子”を自己申告した。研究チームが被験者たちを約9年間追跡し、そのデータを分析したところ、自称早歩きの人と平均的な速さで歩く人は、ゆっくり歩く人よりも死亡リスクが20%ほど低かった。

この研究で(歩くスピードと死亡リスクの)因果関係が証明されたわけではないけれど、研究チームの話では、速く歩く必要があると、ゆっくり歩けばいいときよりも心臓が強くなる。ただ、速いペースで歩けば死亡リスクが下がるというよりも、速いペースで歩けるということは、その人の健康状態、フィットネス、身体機能が良好ということになるので、死亡リスクも低いだろう、という考え方。

豪シドニー大学医学部の身体活動・ライフスタイル・公衆衛生学教授で筆頭著者のエマニュエル・スタマタキスは『TIME』誌に対して、「この論文の要点は、歩くペースを上げることで、ウォーキングの健康効果が高まるかもしれないということです」と話している。

※この記事は、オーストラリア版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

Text: Lauren Williamson Translation: Ai Igamoto

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