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知っているようで知らない「アナウンサー」と「キャスター」の違い

  • 2021.5.16
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普段テレビを観ていると登場してくる「アナウンサー」と「キャスター」。この2つの職業「なんとなく違う」とは分かっていても、明確に違いを答えられる人はあまりいないと思います。

では、アナウンサーとキャスターにはどんな違いがあるのでしょうか?

■アナウンサーとは?

アナウンサーとは、テレビやラジオなどでニュースの原稿を読み上げたり、番組の司会やナレーション、スポーツの実況をしたりする人のこと。

情報を正確に伝えるために正しい「話し方」が必要な技術職で、簡単になれるものではありません。何千人もの応募者の中からほんの数人しか選ばれないため、アナウンサーへの道は「狭き門」だと言われています。

テレビ局に所属している場合がほとんどですが、売れっ子になると独立してフリーのアナウンサーになる人もいます。

■キャスターとは?

キャスターは、ニュース番組で原稿を読むだけでなく、自分の考えを交えながら番組を進行する人のこと。

アナウンサーがキャスターを務めることもありますが、文化人や新聞記者、タレントがキャスターを担当する番組が多いです。キャスターは、いわば「番組の顔」的な存在。

お天気番組なら気象予報士が「お天気キャスター」になることも多くなりましたね。

■アナウンサーとキャスターに求められていること

アナウンサーがキャスターになることはあっても、キャスターを務める文化人やタレントがアナウンサーと呼ばれることはありません。

なぜならば、アナウンサーには原稿に書かれた情報を正確に伝えることが求められ、キャスターには原稿の情報を使えつつ、自分の知識や意見を盛り込みながら話すことが求められているからです。

アナウンサーは職業名ですが、キャスターは番組内での役割である点も異なります。

■アナウンサーとキャスターの違いを踏まえて番組を見てみよう

アナウンサーとキャスターは、同じようで別物であることがお分かりいただけたかと思います。テレビ番組を見るときは、こんな視点から見てみるのも面白いかもしれませんね。

文・藤野こと(フリーライター)

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