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パーソナライズ美顔器は“一生モノ”。データに基づく最新美容「EFFECTIM」

  • 2021.5.15

ビューティ業界における昨今のキーワードは、パーソナライズやカスタムメイドという言葉。パンデミック以降、その意識がより重要視されるようになり、正しいデータや科学的なエビデンスの裏付けによって自分に最適化されたアイテムが選ばれるようになっている。そのひとつが、資生堂とヤーマンのタッグによってローンチされた新エイジングケアブランド「EFFECTIM(エフェクティム)」だ。高度な皮膚科学研究に基づいた美容機器とスキンケアにパーソナライズという付加価値をプラスした新しい美容ジャンルを確立している。EFFECTIMが目指している“一生モノのスキンケア”の考え方をうかがった。

一生使えるスキンケアアイテム、EFFECTIM

繰り返される緊急事態宣言を受けて、クリニックやエステのようなプロの手を頼らない家庭での美容熱が高まっている。その際、これまでの美容に対する意識と異なるのは、使用した時の心地や感覚でアイテムの良し悪しを判断するのではなく、ある程度のエビデンスに基づいてアイテムを選択する価値観が変化していること。そんないまのムードにフィットするのが、美容のプロフェッショナル、資生堂の最先端皮膚科学技術と美顔器業界を席巻しているヤーマンの美容機器技術を合わせた、日本発の新ブランド、EFFECTIMだ。独自の3D肌解析機により個人の肌状態を精緻に解析し、その結果をベースにパーソナライズされた美顔器でスキンケアを行うことができる画期的なアイテムをリリースしている。構想期間はなんと、3年間。パンデミック前からスタートしていた大プロジェクトとのことだが、なぜこのようなニーズに注目したのだろうか。

「人生100年といわれる時代になりました。今後、人生と向き合う期間はさらに長くなると想定されます。そのようななかで、一生を通して自分らしくいたいという人のために作ったのがEFFECTIMです。パーソナライズすることで、年齢によって変化していく肌に歩調を合わせ、EFFECTIMが“肌における人生のパートナー”になることを目指しています」(ブランドマーケティング部 越智さん)

エフェクティム ブランドマーケティング部の越智麻央子さんがそう話すように、私たちの肌は、環境や季節、そして年齢によって日々デリケートに変化する。とはいえ、その度に、デイリーのスキンケアを大きく変えるのは面倒だしなかなか難しい。たとえケアの方法を変えたところで、肌のターンオーバーの期間を考えても、そのアイテムが効果を発揮しているかわかるのにはある程度の時間も要する。

美容機器×肌分析×スキンケアの3つのアプローチ

手間や時間を短縮し効率的に結果を出してくれるのもパーソナライズのメリットのひとつ。EFFECTIMの「一生を通して、その人の美しさに寄り添う」というコンセプト通り、いまの肌の状態に応じて、美顔器の機能を随時カスタマイズできることが他にはない魅力だ。そのことが注目され、現在、EFFECTIMの美容カウンターは数ヶ月先まで予約が埋まっているという。

化粧品ブランドの魅力のひとつともいえるのが、ビューティアドバイザーによるカウンセリングを通してパーソナライズを受けられたこと。しかし、最近ではそれに加え、カウンセリング機器や肌分析機器が導入され精緻な診断ができるよう進化してきている。EFFECTIMはさらに一歩進んでおり、肌を3Dスキャニングでより細かく分析しているのが他とは違う点。このこだわりが、美顔器をパーソナライズするために欠かせない工程でもある。では、美顔器のパーソナライズとは、どのようなプロセスで行うのか。特別に見せてもらった。

企業秘密であるスキャニングポッドに入り、顔全体を見てもらう。Harumari Inc.

資生堂とMeituが共同で開発した3D肌解析機に入り、肌を解析するところからスタートする。スキャニングポッドと呼ばれる小部屋型の機械のなかで顔の正面と側面を撮影すると、ほうれい線やシワ、毛穴のひらき、肌トーンの識別など、12項目の指標を解析してもらえる。皮膚の専門家による肌知見とテクノロジーによって高度な解析にもかかわらず、ほんの数分で完了するのが見事だ。この結果をベースに、見た目年齢や老化の原因などを分析して、パーソナライズしたエイジングケアを提案してくれる。

次は、いよいよ美顔器のパーソナライズの工程だ。3D肌解析機の結果を美顔器に飛ばし、肌状態に最も必要な波形プログラムをインストールすることでパーソナライズが完了。美顔器をいまの肌状態に適したエネルギーに設定することで、より効率的なケアを実現する。
今回の開発において着目したのは、若さのカギといわれる、真皮幹細胞。美容セラムと美顔器の高周波・低周波を含む複合エネルギーの相乗効果で肌深層の毛細血管と真皮幹細胞に働きかけるという。

美顔器は全顔用と目元用の2種類。(左から順に) エフェクティム 3D ビューティーリフティング アクティベーター(全顔用)¥82,500、エフェクティム 3Dビューティーリフティング セラム30mL ¥14,000 、エフェクティム 3D ビューティーリフティング アイアクティベーター(目元用)¥70,400、エフェクティム 3D ビューティリフティング アイクリーム 15g ¥12,100(税込)Harumari Inc.

自分用にパーソナライズした美顔器は、家に持ち帰りそのまま使用できる。ケア方法も簡単で、専用の美容液を顔に付けてわずか4分の短時間で行える。テクニックいらずで、忙しい日々でも負担にならず続けることができそうだ。人によっては、美顔器を使った前と後では肌年齢が数歳若返ることもカウンセリングの肌診断で実証されている。

「使用前と使用後では肌のキメやシワ、たるみなどが改善されていることがデータからわかるので信頼できるという声が多いんです。もちろんその変化は、見た目やさわった感触からも感じますが、機械によるエビデンスがあるから信頼して購入していただくケースも見られます」(ブランドマーケティング部 越智さん)

美顔器のパーソナライズは、ターンオーバーに合わせて約1ヶ月周期で変更していくことが理想。再び肌解析を行いパーソナライズして、常に自分の肌状態に最適化しながら使うことができる。どんなに優れたアイテムでも“一生モノ”という言葉を使うには大袈裟だと感じていたが、ここまで自分にフィットし続けることができるなら、“一生”という言葉が適したアイテムかもしれない。

現在、国内では銀座にある資生堂カウンター2店舗のみでカウンセリングが受けられるが、
日本に先んじて中国でもPopup storeを含む店舗数を拡大して、売り上げを伸ばしているそうだ。パンデミックによって美容における私たちの価値観も、よりリアルで結果主義に変わりつつある。そんなとき、EFFECTIMのようにテクノロジーでサポートを受けながら一生付き合っていける機器を手に入れるのは、未来の自分ヘの大きな投資になりそうだ。

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