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メゾン・フロール、古いシーツやリネンを愛らしく変身。

  • 2021.5.13
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長いことクローズを余儀なくされていたパリ市内のデパート。5月19日から通常営業ができることが発表された。早速、ボン・マルシェに駆けつけなくては‼というのも、「Maison Flore(メゾン・フロール)」とのコラボレーションによる限定アイテムが販売されるからだ。

メゾン・フロールによる限定商品をボン・マルシェが販売。

蚤の市やブロカントで、古いシーツやテーブルクロスなどをつい手にとってしまうことはないだろうか。刺繍が施されていたり、モチーフがなんとも愛らしかったり……。フロール・ムーランはそうした昔の布を、このうえなく可愛い品にアップサイクリングするのだ。フランスでは14世紀に始まった習わしとして、トゥルソー・ドゥ・マリアージュと呼ばれるものがあった。結婚が決まった娘たちが準備した自分の下着類、そしてベッドリネンやテーブルクロスなどの一式である。それを嫁ぐ際に持参するのだが、こうした布類には新婦や新婚のふたりのイニシャルが美しく刺繍されるのが習わしだった。いまは廃れた習慣だが、当時、プロの刺繍家たちが大勢存在したのである。曽祖母がそのひとりだったというフロールにとって、刺繍が施されたリネンは幼少期の思い出をかきたてる品。そんな彼女によるメゾン・フロールがボン・マルシェのメゾンの売り場のためにクリエイトしたのは、懐かしさ漂うギンガムチェックやストライプの古い布などをアップサイクリングしたクッションやテーブルのプレースマット……数に限りがあるので急がなくっちゃ!

メゾン・フロールがボン・マルシェのためにクリエイトした食卓まわりの品々。

スイートなくつろぎの時間を約束するアップサイクリング。

ラ・グランド・エピスリーの上階にあるメゾンの売り場。メゾン・フロールとのコラボレーションはここで販売されるのだが、モードな品も混じっているので要注意である。フロールのアップサイクリング、ブランドのインスタグラム(@maisonfloreparis)を見るとわかるのだが、メインはモードアイテム。レースや刺繍のヴィンテージ素材の魅力を生かしたブラウスや、付け襟など魅力的な一点ものを彼女は次々とハンドメイドしている。彼女のモードアイテムについては、近々詳しく紹介することにしよう。

メゾンの品に混じって販売される、アンティークリネンから生まれる一点もののブラウス。

Le Bon Marché24, rue de Sèvres75007 Pariswww.24s.com/fr-fr/le-bon-marche

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