1. トップ
  2. トム・クルーズ、『ミッション:インポッシブル』最新作の撮影再開を決めた理由。

トム・クルーズ、『ミッション:インポッシブル』最新作の撮影再開を決めた理由。

  • 2021.5.11
  • 362 views
Photo_ Matteo Nardone/Pacific Press/LightRocket via Getty Images
Tom Cruise greets fans in Via dei Fori Imperiali in Rome, on the set of the movie "Mission Impossible 7". 2020/10/12Photo: Matteo Nardone/Pacific Press/LightRocket via Getty Images

トム・クルーズは「何千もの雇用」の責任があるため『ミッション:インポッシブル』シリーズ最新作の撮影をコロナ禍でいち早く再開することにしたという。ほかの多くの作品と同様、新型コロナウイルス感染拡大により撮影の中断を余儀なくされたが、その仕事で生計を立てているキャストやクルーたちのために安全に行えることが確認され次第、セットへ戻らなければならないと感じたそうだ。

トムは『エンパイア』誌にこう語る。「僕はこれまで30から40本の映画を製作してきた。何千もしくは何万かもしれない雇用の責任が僕にはある。業界の全ての友人、そして配給に携わる人々だ。僕のクルーは『どうしましょう? 私は家を失うかもしれない』って感じだった。だから映画会社や業界に言ったんだ。『僕達は再開する。全ての人を仕事に復帰させる。この夏撮影を再開する。そして安全対策を打ち出す』ってね」

しかし、コロナ禍での撮影再開は容易ではなかったそうで、「1週間7日、24時間がかりだった。人々の感情が高まっていたから、それをなだめる役に回っていた。ソーシャルディスタンス、マスク、そしてクルーメンバーのバブルがあった。2人の俳優につき1人のメイクアップアーティスト、それぞれの部の責任者は一人でホテルの部屋に滞在し、セットまで車を運転して行き、シーンを撮影してホテルに戻って次に必要とされるまでそこで待機する。あと5人グループを作って、もしその中で感染者がでたら隔離に入るといったね」と説明する。

そしてトムは、それらの対策に無理があると指摘されながらも成功すると言い続けたそうだ。「僕達は、映画会社と保険会社との間でプロトコルを作る必要があった。それぞれの国の法律に沿ったものをね。その国でどうやって撮影するのか保証する必要があったんだ。『実現しない』って何度も言われたけど、僕はただ『実現する』と言い続けたよ」

Text: Bangshowbiz

Photo_ Samantha Zucchi/Insidefoto/Mondadori Portfolio via Getty Images
元記事で読む
の記事をもっとみる