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QuizKnockが気づいた! 東大生のノートの「共通点」

  • 2021.5.11

ノートの字はきれい? 色ペンは何本使う? ノートのつくり方は人それぞれ。ただ、いまのやり方でいいのかよくわからない。ノートづくりの正解を教えてほしい! そんな声に応える心強い1冊がある。

本書『東大発の知識集団QuizKnock監修 東大ノートのつくり方』(学研プラス)は、東大クイズ王・伊沢拓司さん率いるQuizKnockメンバーがノートのつくり方に迫ったもの。ただ、「東大ノート」という特別なノートがあるわけではなく、「ノートの『正解』は1つじゃない!」という。

「そもそもぼくたちはノートを書くために勉強していたわけではありません。勉強の成果を上げるためにノートを利用していただけです。そこに絶対のルールを見出すことはできませんでした。それでも、メンバー同士でノートを見比べたとき、ある共通点に気づくことができました。それは、試行錯誤と創意工夫です」

■目次
Chapter1 結果が出る! 東大ノートの5原則
Chapter2 成功する! 教科別ノートのテクニック
Chapter3 予習・復習・テスト対策ノートの取り方
Chapter4 効率がアップする勉強グッズ
Chapter5 やるべきことが見えてくる「勉強計画ノート」

東大ノートの5原則

「東大ノート」は、QuizKnockメンバーが試行錯誤と創意工夫を重ねた努力の結晶。ノートの取り方に違いはあるものの、ノートに対する取り組み方には「共通点」があったという。

1 ノートの目的
授業用ノートを中心に3種のノート(自習用・演習用・暗記用)から選択! 教科ごとに必要なノートをピックアップしよう

2 文字の書き方
美しい文字を書く必要はない! だれもが読めるレベルで速く書くことも大切

3 色の使い分け
色数は見やすさ優先! 色を追加する場合は「なぜ必要か?」を考える

4 資料をコピー
手書きの必要がないものはコピー! コピーと手書きを目的に合わせて選択する

5 余白に追記
ぎっしりうめる必要はない! ノートの余白を活用してみよう

「『ノートの目的』を考えることがもっとも大切。(中略)目的に沿ったノートのつくり方を考えて、自分なりの勉強法とベストな組み合わせを考えよう」(こうちゃん)

「授業中は先生の発言を意識することが何よりも大切。一方、何度も読み返す復習ノートをつくるときは、できるだけていねいに書きます。用途に合わせて、『流して書く文字』と、『ていねいに書く文字』を使い分けられるようになりましょう」(伊沢さん)

「演習ノートに『設問番号』だけしか書かれておらず、添削するときにいちいち問題集を開くのは、意外に手間のかかる作業です。そんなときは『問題文』をコピーしてノートに貼り付けます」(乾さん)

東大生はこんなノートをつくっていた!

本書の最大の見どころは、QuizKnockメンバーの実物ノート。Chapter2では、英語・国語・数学・理科・社会の5教科と、授業用・自習用・演習用・暗記用の4つの目的別に紹介している。

伊沢さんの世界史・授業用ノート

こうちゃんの数学・演習用ノート

乾さんの世界史・論述問題の対策ノート

教えて伊沢先生! ノートのお悩み相談室

「字がヘタなので、ノートを取るのが嫌いです」「書くスピードが遅いので、板書を写しきれません」「ペンの色使いについて教えてください!」など、中高生のリアルなお悩みに「伊沢先生」が回答する。

東大生はこうして目標を達成した!

受験生に与えられた時間にはかぎりがある。QuizKnockメンバーが自身の体験をもとに、効率よく最大の結果を出すために必要なスケジュールの立て方をアドバイスしている。

本書は中高生向けではあるものの、小学校高学年から大人まで、いま何かを学んでいる人に役立つ知恵がてんこもり! 自分の勉強スタイルに合ったノートのつくり方がわかり、やる気が湧いてくること間違いなしの1冊。

■QuizKnockプロフィール

東大クイズ王・伊沢拓司さんが中心となって運営する、エンタメと知を融合させたメディア。東京大学などの卒業生及び現役生が多数在籍。「楽しいから始まる学び」をコンセプトに、何かを知るきっかけとなるような記事や動画を毎日発信中。『東大発の知識集団QuizKnockオフィシャルブック』(クラーケン)、『文章を読む、書くのが楽しくなっちゃう本』(朝日新聞出版)など、著書多数。YouTubeチャンネル登録者数は160万人を突破している(2021年5月時点)。

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