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HBOが「ゲイ文学トップ20」に入る『Invisible Life』3部作をテレビドラマ化

  • 2021.5.10
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米Los Angeles Timesによって“ゲイ文学の古典的作品20選”に選ばれたE・リン・ハリス著の『Invisible Life』が、HBOによってドラマシリーズとして映像化される。(フロントロウ編集部)

黒人のゲイ男性を主人公にしたベストセラー小説

HBOが制作を決定した『Invisible Life(読み:インビジブル・ライフ)』は、E・リン・ハリス(E. Lynn Harris)が1991年に出版した小説を原作としたドラマシリーズ。黒人のゲイの男性を主人公にした本書は、HIV/AIDSや同性愛といった、当時としてはタブーだったテーマを繊細に描写して評価され、米New York Timesのベストセラーリスト入り。2010年には米Los Angeles Timesによって、“ゲイ文学の古典的作品20選”のひとつとして選ばれた。

画像: E・リン・ハリス
E・リン・ハリス

ゲイであることをオープンにしている作家としては最も成功した作家のひとりとして知られているハリス氏の作品に対しては映像化を求める声が多かったうえ、黒人のゲイ男性を主人公にした作品はLGBTQ+を題材にしたドラマが増えている現代においてもまだまだ少ないため、今回の制作決定は喜ばしいニュース。

『Invisible Life』のあらすじ

『Invisible Life』は、弁護士として成功した若き黒人男性のレイモンド・ウィンストン・タイラー・ジュニアが主人公。異性と同性の両方に惹かれるバイセクシャルであることに苦悩するレイモンドは、恋人のニコルと、既婚者の男性とのあいだで揺れる。「見えない生活」という意味のタイトルは、同性を相手にした性的な関係や感情を隠して生きるレイモンドの生活のことを指している。

原作では『Invisible Life』は、『Just As I Am』と『Abide With Me』からなる3部作。米Deadlineによると、HBOは3作全ての権利を獲得したそうで、ドラマシリーズではレイモンドの物語が3部作すべて描かれるよう。

『Invisible Life』のキャストや放送時期などのさらなる詳細は今後発表される。(フロントロウ編集部)

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