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英語で「早起きは三文の徳」は何と言う?言えたらスゴい英会話、正解は...?

  • 2021.5.24
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月日が経つのは本当に早いもので新年度が始まってまもなく2ヶ月、心境や環境の変化で未だに朝はなかなか起きられないという方、多いのではないでしょうか?

今回ご紹介する英語の表現は「早起きは三文の徳」。

古代中国の古い散文、「早起三朝富一工」を起源とすると言われていることわざです。

筆者をはじめとする多くの早起きが苦手な方は、幾度となく言われた経験があるのではないかと思います。

ですが皆さん、このことわざを何と英語で表現するか知っていますか?

英語で「早起きは三文の徳」の正解!

単に直訳すれば “getting up early gives you a dollar”となりますが、これでは完全には伝わらないでしょう。

では本当は何と言うのでしょうか?ヒントは「虫を食べる鳥」です。

ここまで書くと、思い浮かんだ方も多いのではないでしょうか?

正解は “the early bird catches the worm” でした!

解説

直訳すると「早く来た鳥が虫を食べられる」という意味になります。

ちなみに “catches” は “gets” などの表現で代用しても意味は通じます。

早く起きれば何かが得られるというのは万国共通の認識ですね。では、いったいどういう経緯でこの表現が誕生したのでしょうか?

現在確認されている最古の使用例は1670年代にJohn Rayが執筆した “A collection of English proverbs” という本に記録されています。ちなみにこの本のタイトルの意味は「英語のことわざ集」となります。

もう既にこの時代ではことわざとして認識されていて、使われていたようですね。

ちなみに本に記録されている原文は “The early bird catcheth the worm” となっています。

「あれ?catchesじゃないの?」と思われる方も多いかもしれませんが、この本が書かれた1600年代当時では “catcheth” が正しい表記となります。

現代では完全に “catches” となってしまいましたので、“catcheth” は古風な表現と認識されています。

まとめ

いかがでしたか?

子どもの頃から知っていることわざを英語で言えると、とってもサマになりますよね。

ぜひともこの表現を英語で使ってみて、スラスラと言えるようにしてみましょう!



ライター:加藤博人(Hiroto Kato)

2000年生まれの現役慶應義塾大学生。5歳で英検2級、小6でTOEIC Listening & Reading Testで940点獲得(現在は980点)、中1で英検1級に合格。英語発音指導士Ⓡの資格所有、EPT英語発音テスト100点、VERSANTスコア71点など。オンラインでの発音指導や大手自動車メディアで記事の英訳、中国車研究家としての活動も。ミニカーコレクターとしても有名で『マツコの知らない世界(TBS)』など、メディア露出多数。


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