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テレビマンが名指しで判定! 「YouTubeに救われた芸能人」「始めなければよかった芸能人」

  • 2021.5.8
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写真ACより

昨年は、コロナ禍による外出自粛の影響もあり、日本のYouTube視聴人数が飛躍的に増加したといわれている。2020年9月のYouTube月間利用者数は 6,500 万人を超え、YouTuberを取り上げたニュースも当たり前のように見られる。ある部分では、テレビと同じほどの影響力を持つプラットフォームになったといえるが、そんな中で、YouTubeを開設した芸能人にメリットはあったのだろうか?

今回は、テレビマンにYouTubeチャンネル開設で「芸能人生が救われたタレント」、あるいは「始めないほうがよかったタレント」を聞いてみた。まずはYouTubeに救われたタレントは?

「狩野英孝でしょう。2019年末に『EIKO!GO!!』チェンネルを開設。そこで始めたゲーム実況では、コントローラーの誤作動でゲームアイテムの斧が振り続けられるなど、笑いのミラクルを起こして注目を集めることに。それまでは8股交際のほか、未成年女性への淫行疑惑が報じられて無期限謹慎するなど、女関係のろくでもない騒動ばかり起こしていましたが、YouTubeによって新たなファンを獲得。奇跡的な人気回復を果たしました」(放送作家)

お笑い芸人でいうと、ほかにも雨上がり決死隊・宮迫博之、とんねるず・石橋貴明など、テレビに居場所をなくした実力派芸人がYouTubeで息を吹き返している。また、『バイキングMORE』(フジテレビ系)でのMCぶりが“高圧的”だとネット上でいわれる坂上忍も、自身のYouTubeチャンネル『坂上家のチャンネル』では、目を細めてペットを溺愛。これまで坂上を毛嫌いしていたネットユーザーの驚きを呼び、今後の好感度にも良い影響が見られそうだ。

「YouTubeが話題になることで、あらためてバラエティに呼ばれるタレントもいます。昨年のステイホーム中に、友人でタレントの礒部希帆と作ったラップ動画『TOKYO DRIFT FREESTYLE』が2400万再生超えを果たした重盛さと美は、『今夜くらべてみました』(日本テレビ系)などのバラエティ露出も増やしている。YouTubeチャンネルは、ゲームや音楽などタレントの興味関心の方向性がよくわかり、また素の姿も見られるので、テレビ関係者にとっては、そのタレントをどう扱えばいいのか、“取扱説明書”のような側面があるんです。コロコロチキチキペッパーズ・ナダルはその良い例で、YouTubeで西野創人が仕掛けるドッキリに毎回見事にハマっていハマっているところが、テレビ関係者の評判を呼んでいる」(制作会社スタッフ)

YouTubeがあまりプラスになっていない

一方、YouTubeでの活動があまりプラスになっていない芸能人は?

「生配信中の視聴者へのキツい言い方が批判されたり、スタッフと決別して現在は1人で活動しているという三又又三。また、YouTubeを始めても、企画力のなさなのか編集が悪いのか、そもそもポテンシャルがそれまでなのか、とにかくうまくいっていないダイアン。ダイアンはYouTubeを始めたのに、これまでのイメージを脱しきれていないし、三又は逆にイメージを落としています」(前出・作家)

芸人以外では、意外なところで80年代の人気アイドルたちもYouTubeをスタートしているが、軌道に乗っているとは言い難い状況のようだ。「工藤静香、中山美穂、南野陽子と“アイドル四天王”とまで呼ばれた浅香唯は、昨年11月に『浅香唯メロウエイジ』というチャンネルを立ち上げたものの、登録者は1,920人(5月7日現在)。直近の動画の再生回数は910回です」(同)。

今春にチャンネルを開設した女性タレントといえば、小倉優子が話題を集めた。しかし、3月末に開設した『ゆうこりんチャンネル』は、チャンネル登録者数は8,560人(5月7日現在)で、これまでの動画の再生回数をすべて合わせても24万回に届かない数字だ。今後、爆発的に数字が伸びる見込みはあるのだろうか。

まだまだ続く外出自粛ムード。我々にとっては娯楽の一つでしかないYouTubeだが、タレントが1本の動画にかけた思いを想像すると、また違った味わいが生まれそうだ。
(村上春虎)

村上春虎

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