【鹿沼】これぞ本当の滋味！「月とスパイス」でインドのミールスを食す

こんにちは！元インド駐妻の、地域特派員のほっこりです。 鹿沼に本格的なスパイスを使ったインド料理を食べられるレストランがあると噂に聞いて、行ってまいりました！思った以上に本格的な上に滋味あふれるスパイスフルなカレーだったので、ご紹介します。

お店外観

鹿沼の長屋のような建物の一角にお店がありました。 同じ並びには、他にも色々な気になるお店がありました。こんな場所が鹿沼にあったとは！

店内の雰囲気

店内は落ち着いたセルリアンブルーの壁が印象的な、リラックスできる空間でした。 隅々まで綺麗で、アンティークな風合いの床、かわいいクッション、間接照明にドライフラワーなど、センスが行き届いています。

お座敷もありました。

メニューと注文の仕方

ランチメニューは「Aミールスセット」と、「Bカレーセット」が選べます。 注文は入り口を入ってすぐのレジのところで注文して、先にお支払いを済ませます。

ミールスは南インドでは「定食」という意味あいの言葉で、色々なおかずが盛られているもの。北インドではターリーと言ったりします。 少しずつ色々食べてみたい私のような人には、ミールスはぴったり！ カレーセットは、メインのカレーと数種類のスパイス副菜がついてきます。

カレーの種類は日によって違うようで、本日のメインカレーは オリジナルチキンカレー、スパイシーポークキーマ、トマトとひよこ豆のカレー。 期間限定でかきのココナッツカレーと、ポークビンダルー（豚肉の白ワイン煮）もありました。カレーは１種類なら1200円、２種盛りなら1400円、３種盛りで1600円。 本当なら３種類食べたかったけど、自分のおなかの容量と相談して２種盛りに。

ミールス食べ方レクチャー

それぞれの机には、このような説明がありました。

それをもとに、オーナーシェフである上杉さんが、ミールスの食べ方を教えてくれました。 今までこんな感じの定食はインドで食べてきたのだけど、説明してくれる人はいなかった！

まず、それぞれを単独で味わって、あとは好きに混ぜながら食べていくと美味しいのだそう。混ぜるという発想はなかった！でも確かに、どのカレーや副菜も、混ぜても大丈夫な味わいではあります。それにしてもなんてかわいい説明書きであろうか。 じっくり読みながら期待しつつ待っていると…

やってきました！カラフルでいかにも美味しそう！

このミールスは、チキンカレー、トマトとひよこ豆のカレー、インドの味噌汁とも言われるサンバルというスープ、それからラッサムというスープカレー。ヨーグルト、春菊ときのこの総菜、ジャガイモとピーナツの総菜…あとは菊芋を使った触感がこりこりした総菜、このピンクのものは何だっただろうか…ほんの少し載せてあるのはレモンの漬物のようなものだったと思います。辛味、酸味、甘味などが目白押しで、まさにどれとどれを合わせて食べても、味の調和（ハーモニー）が味わえるラインナップ！

ごはんの上に載ってるのは、パパドというおせんべいのようなものなのですが、これ、インドで食べたときは少し塩味きつめだなといつも思っていました。 でもこのパパドは塩味が絶妙！！これを割って混ぜて食べると食感が加わって美味しさもアップです。

インドのカレーと比べてみると

北インドで食べたターリーと比べると、このミールスは、日本人の味覚に合った、滋味のある味わいだなという印象でした。塩味もきつすぎず、油は少な目、スパイスがしっかり効いていて、春菊や菊芋などの日本の野菜もふんだんに使われています。 もっとも、私がインドで食べた料理はほとんどすべてが外食だったので、インドのマムが家族に作るカレーってこんな味なんじゃないかなとも思います。 身体に染み渡るような味わいだなあと感じました。

「月とスパイス」のオーナーの上杉さんは、なぜこんなに滋味のあるカレーを作ることができるんだろう？と聞いてみると、このサイトを教えてくれました。

Chinoma

整体師からインドカレーレストランのオーナーに転身した経緯や、その思いなどがインタビュー形式で書かれてあります。カレーを通じての「やりたいこと」のビジョンが深くて驚きました。だからこんな毎日食べたいくらいの味わいを生み出したんだなあ。 また何度でも行きたいお店を見つけられて、嬉しいです。次は期間限定の時期が終わらないうちに、「かき」のカレーを食べに行きたいです！

月とスパイス 住所 〒322-0038 栃木県鹿沼市末広町１９１６ 電話 0289-88-9064 営業 11時30分～14時30分 月・火 定休日 Instagram https://www.instagram.com/tsukitospice/