エディ・レッドメイン、舞台『キャバレー』に出演か。

コロナワクチンの普及による影響か、マスクを外して生活する人が増え、徐々に活気が戻りつつあるロンドン。ウエストエンドでは今秋、俳優エディ・レッドメインが舞台に復帰することになりそうだと、ショービズ界にも久々に明るいニュースが舞い込んできた。

2009年の舞台『Red』のパフォーマンスで、トニー賞とローレンス・オリヴィエ賞助演男優賞を受賞したこともあるエディ。2012年には映画版『レ・ミゼラブル』にマリウス役で出演して歌声を披露しており、ミュージカルもできることを証明している。そして現在、舞台『キャバレー』の出演を巡って、その交渉が大詰めを迎えているようだ。

英国の演劇記者であるバズ・バミグボイ氏が報じたところによると、エディはかねてから熱望していたという狂言回しMCの役でキャスティグされているという。また、ヒロインのサリー・ボウルズ役には、『ワイルド・ローズ』『ジュディ 虹の彼方に』等で知られる、実力派のジェシー・バックリーが有力視されている。実現すれば、舞台『キャバレー』は今年11月に開幕する見通しだ。

名ミュージカルとして知られる『キャバレー』は、1966年にブロードウェイで初演。1972年の映画版を手掛けたボブ・フォッシー監督の官能的な演出と、ライザ・ミネリによるサリー役があまりに有名だが、舞台では何度も再演されている。近年では2014年にミシェル・ウィリアムズ、エマ・ストーン、シエナ・ミラーが、サリー役をブロードウェイで演じ、こちらも大きな話題に。