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【思考をキレイにする旅の仕方(264)】宗教教育は必要ですか?(2)

  • 2021.5.1

外国のパーティーで「私は無宗教です」と答え、微妙な空気になった話の続きです。

外国人は宗教の教えに従って日々の行動規範が定まることが多いので、

「無宗教=倫理観のない人」というイメージを持つ方がいるらしい。

一方で、日本人は東日本大震災の際、非常時にも関わらず列に並ぶ様子や

コロナ禍におけるマスク着用率の高さなど

行動規範について評価されることもあり、

「無宗教なのに、どうして規律が保たれるの?」

と尋ねられたこともあります。

専門家ではないので正しいかどうかはわからないけれど……と前置きしてから、

日本人の場合、無宗教だけれど子どもの頃から道徳観というものを教わっていること、

いい意味でも悪い意味でも周囲の目を気にして空気を読む習慣があることなどから、

そういった行動規範が自然に生まれるのではないかと答えました。

ただ、やはり道徳観と宗教観は、また違います。

肌の露出を嫌うイスラム教徒、

頭をなでられることを嫌う東南アジアの仏教徒など

海外の旅に出る場合、それぞれの宗教の行動規範を知っておいた方がいいこともあるのではないでしょうか。

イスラム色の強い町をタンクトップで歩いていると視線を感じてしまうこともあります。

視線だけならいいですが、

子どもの頭を撫でて、その親から怒鳴られたりしたら、せっかくの旅が台無しですからね。

だからこそ日本にも宗教教育は必要かなぁと思う今日この頃です。<text:イシコ http://sekaisanpo.jp/>

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