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ココナッツオイルの効果にまつわる5つのウソ&ホント。

  • 2021.5.1
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本当に健康にいいのか、それとも悪影響をもたらすのか?ココナッツオイルについては、意見が分かれる。使うかどうかを決める前に、うわさの真偽について見極める方法を伝授しよう。

ココナッツオイルにまつわる、よくある誤解をおさらい。 photo:Getty Images

料理によく用いられるココナッツオイル。スキンケアやヘアケア製品でも注目される原料だが、「スーパーフード」としての地位も徐々に上がってきた。長所はいろいろあるが、いっぽうで驚異的な製品というわけでもない。巷に広まる5つの先入観について、専門家が真相を明らかにする。

1. ココナッツオイルは料理に向いている。→ ホント

エクストラバージンココナッツオイルは、料理に入れると見た目がエキゾチックになるうえ、高温でも調理できる。「菜種油やナッツオイルのようなほかの植物油と異なり、ココナッツオイルは加熱しても品質が落ちないので、その効果を失うことなく、害にもなりません」と栄養医のコリーヌ・シシュポルティシュ=アヤシュが解説する。「ココナッツオイルは、たとえばオリーブオイルよりも効率よく加熱できます」と栄養士で微量栄養素の専門家マイア・ボードレールが補足する。

いっぽうでその栄養価は低い。タンパク質、ミネラルをまったく含まず、非常に少量のビタミンE(抗酸化作用)以外、ビタミンも入っていない。加熱に強いという点以外、栄養学者フロランス・フォコーが2015年2月に本誌に説明してくれたように「腸内感染の抵抗を促す」抗菌作用がある物質が含まれるという利点しかない。

●アドバイスできるだけ高品質の製品を入手するためには、コールドプレス製法の一番搾りでオーガニックのものを選ぶこと。

2. 飽和脂肪酸を多く含み、健康にはよくない。→ ウソ

良質な脂肪酸に対して、飽和脂肪酸はつねに世間の評判が悪いが「それ自体が有害なのではなく、一部の摂り過ぎる人にとって有害なのです」と国立食品環境労働衛生安全庁(ANSES)の研究員で、レンヌの国立農学研究所(INRA)農業試験所内栄養研究所長のフィリップ・ルグラン教授が説明する。そのうえ、ここ12年の科学的研究により飽和脂肪酸が複数存在すると分かったが、その中にココナッツオイルにも含まれる「中鎖脂肪酸」も分類される。「この脂肪酸は体内に吸収されやすく、蓄積されません。この研究でココナッツオイルの飽和脂肪酸と心血管疾患は何の因果関係もないということが証明されました」と教授は締めくくる。

●注意事項しかし現在の研究では、ココナッツオイルがこのような病気の予防になると証明されたわけではない。●アドバイスすべての飽和脂肪酸と同様、摂り過ぎは身体に悪影響を及ぼす恐れがある。飽和脂肪酸によるエネルギー供給を一日あたり10%以上摂取しないよう、公式筋が推奨している。

3. 太りすぎを制限する。→ ホント

けれども短絡的に先入観で捉えないように。ココナッツオイルは適量を使えば、太るということはないが、だからといって痩せる原因となる食材でもない。油であることには変わりないのだ。「脂肪組織の中に入らずに、燃焼されやすい飽和脂肪酸を含むため、体重増には繋がらないと言われています」とフィリップ・ルグラン教授は解説する。

4. ココナッツオイルは肌に栄養を与える。→ ホントとウソ

ほかの高品質な植物性油のように、「ココナッツオイルは細胞を柔らかくし、また細胞と細胞の隙間に付着力を与えます。表皮の水分を蒸発させず、その潤いを保ち、細菌を入り込ませません。乾燥肌に向きます。けれども植物油の中で最適というわけではありません。アルガンオイル、アボカドオイル、ウチワサボテン種子オイルの方がより効果的です」と皮膚科医のニナ・ロース(※)が説明する。※「超健康肌」(ソラー・サンテ出版、192ページ、6.9ユーロ)の著者。

●アドバイス週に2~3度、肌に塗る。一度で使い切れない場合は冷蔵庫で保管し、塗布する30分前に冷蔵庫から出す。酸化した油を買わないためには、手作業の職人が販売する、遮光の小容器に入ったオーガニック製品を購入するとよいだろう。●注意事項顔に塗布する場合、ニキビ肌、混合肌、オイリー肌には向かない。普通肌と乾燥肌のみに使用できる。

5. ココナッツオイルは髪の毛に栄養を補給する。→ ホント

ココナッツオイルは、髪のキューティクルのはがれを修復する。「表面をコーティングする効果が見られ、髪の繊維の外側を補修します」と皮膚科医は説明を加える。

●アドバイス週に一度ヘアマスクとして髪に塗布し、30分から1時間おく。その後すすいで、シャンプーで洗う。

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