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ルピタ・ニョンゴ、『ブラックパンサー』続編に複雑な心境。

  • 2021.4.30
Photo_ Jon Kopaloff/Getty Images
Lupita Nyong'o attends the 26th Annual Screen Actors Guild Awards at The Shrine Auditorium on January 19, 2020 in Los Angeles, California.Photo: Jon Kopaloff/Getty Images

ルピタ・ニョンゴが『ブラックパンサー』続編に対する複雑な心境を明かした。マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の新作で、ナキア役を続投する予定のルピタだが、タイトルロールを演じていたチャドウィック・ボーズマンが、昨年がんで他界していることから、現場に戻ることを楽しみに思えないという。

「Yahoo!エンターテイメント」のインタビューで、ルピタはこう語る。「人から『現場に戻るのが楽しみ?』と聞かれるけど、『楽しみ』なんていう風には思えない。『ブラックパンサー2』に関して、私は物思いに沈んだ状況にあると言える。チャドウィックがいなくなってしまったことは、今でもごく最近のことに感じられるから。それに、彼のいないセットに足を踏み入れる時の気分が想像もできない」

『ブラックパンサー』(2018)より。Photo_ Marvel/Walt Disney Studios Motion Pictures/Everett Collection/amanaimages
BLACK PANTHER - Lupita Nyong'o, Chadwick Boseman, Danai Gurira, 2018.『ブラックパンサー』(2018)より。Photo: Marvel/Walt Disney Studios Motion Pictures/Everett Collection/amanaimages

その一方で、監督のライアン・クーグラーの力を称えており、続編がチャドウィックの遺した功績を称える作品になるだろうと続けている。「でも、私たちにはライアンというリーダーがいる。私たちとまさに同じような気持ちで、彼を亡くしたことをすごく現実的に受け止めている。そんな彼のアイディアは、キャストや世界、全ての人たちが経験したこの損失に敬意を表したかたちになっている。だから、スピリチュアル面でも感情面でも、これをやるのは正しいことだと感じている」「私が楽しみにしたいことと言えば、また集まり、彼が私達と始めたことを称え、そこで彼の光を灯す。だって、彼は今でも浴び続けられるほど私たちにたくさんの光を遺してくれたから」

クーグラー監督も、チャドウィックなしでの続編製作は「もっとも辛い」ことだとして、「今でも悲しみの真っ只中だ。地球上でのこの短い時間の中で1つ学んだことがあるとすれば、こういう経験をしているとき、全体像を見渡すというのはとても難しいことだということ。すべてのつながり役となっていた人なしに、この作品を続けていくということは、人生の中でも最も大きなことの一つだ」と語っている。

Text: Bangshowbiz

Photo_ Rick Rowell via Getty Images
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