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27キロの減量も!2型糖尿病と診断された私が走り続ける理由

  • 2021.4.30
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20代前半に受けた性的暴行によるトラウマにより、体重が約130キロに到達したというミシェル・フィリップスさん(51歳)。

職場で心臓発作を起こし、「2型糖尿病」と診断された彼女は、自身の健康状態を危惧し、一念発起して運動をすることに! その過程で27キロの減量をしたほか、身も心も健康な状態でハーフマラソンを完走するまでに至ったそう。

本記事では、ミシェルさん自身が綴る「27キロを減量するまでのエッセイ」をお届けします。彼女が行った努力の数々と、そのプロセスで学んだこととは…?

語り:チェルシー・ロムニーさん

病気が発覚

病気が発覚したのは、結婚生活に終止符を打ち、気分がひどく落ち込んでいた42歳のときでした。体重は140キロまで増加し、私は「2型糖尿病」と診断されたのです。

ダイエットを決意したのは、さかのぼること5年前の2016年。陸軍に入隊する息子と離れ離れになることがわかり、「自分の体調は自分で管理できる」と伝えて送り出した矢先に、職場で気分が悪くなって救急車に運ばれました。

担当医によると、体調不良の正体は軽度の心臓発作であったことが発覚。治療するには「心臓バイパス手術」や「シャント手術」などの医療処置をとるか、「自力で体重を落とす」といった3つの選択肢しか残っていないと忠告されました。

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ダイエットを決意

20代前半に受けた性的暴行によるトラウマで、約20年間、身を守るように体重を増やしてきた私は、自分の健康状態を危惧して、ついにダイエットを決意しました。

息子たちに勧められ、私はウォーキングとランニングを始めました。まずは家から近くの公園までの片道約4キロの小道を、ウオーキングを半分、ランニングを残りの半分を行うというメニューを組みました。

ランニングシューズも購入し、モチベーションが上がった私が次に挑戦したのは、3分間隔のインターバルランニング。

「周囲の人から笑われるのではないか」という恐怖心もありましたが、それを乗り越えて完走できたときは、ものすごく自由でした。私はただひたすら、自分自身に集中していたのです。

自己肯定感が向上し、服装にも変化が!

ランニングを始めて高まり始めた自己肯定感は、ダンスレッスンに参加したことで、さらに向上し、服装にも表れるようになりました。

ランニングを始めた当初は、他人とすれ違うことなんてほとんどなかったのにも関わらず、自信のなさから、たるんだお腹と腕を隠すために厚着をしていました。

フィットネスのダンスクラスに参加してからは、自分に自信がつき、長袖から半袖、そして半袖からタンクトップへと、徐々に露出を楽しめるようになったんです。真夏、スポーツブラとショーツでランニングするのは、とても解放的だったのを覚えています。私はもう、他人の目線が気にならなくなっていたことに気がつきました。

服装のほかにも、公の場で走れば走るほど、同じような悩みを抱える人に運動を勧めたくなる気持ちが高まったのは、大きな変化でした。

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学校に再入学

学校に再入学することも決意し、授業の後は体育館で運動をしたり、外でランニングをしたりして、勉強と運動を両立しました。

私のワークアウトメニューは、週に1〜2回のランニングか、ジムでのエリプティカル・マシンを使った筋トレになり、「MyFitnessPal」とApple Watchを使って、本格的に健康管理をするように。すぐにカロリーが計算できるので、やる気に繋がりました。

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約27キロの減量に成功

この機会に、ワークアウトに加えて、食生活も見つめ直すことに。1回の食事量や、糖分の摂取量にも気を配り、牛肉や豚肉を食べない食生活を始めました。胃の不調が緩和され、体が軽くなったような気がします。

また、おやつも含めて、3日おきに献立を考えるようになりました。こだわりは、塩や調味料を避けた味付けに統一すること。そして、突然の甘い物の誘惑に対処すべく、車の中にまでナッツなどのスナックを完備するように。

そして、健康的な生活習慣を1年間続けた結果、ついに私は約27キロの減量に成功しました。

私が走り続ける理由

現在は、1週間に3~4回ほどランニングをしていて、距離は約1.6キロのときもあれば、約9.6キロまで走れるときも。今の目標は、スピードとスタミナをつけることなので、インターバル・ワークアウトや、ヒルトレーニングも積極的に行っています。

2020年は、5キロのランニングを2回、10キロを2回、15キロを1回、そして3回のハーフマラソンを完走しました。新型コロナウイルスの状況が改善したら、フルマラソンにも挑戦するつもりです。

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なぜ走り続けるのかとよく聞かれますが、私にとってランニングはストレス解消の手段であり、自信に繋がるスポーツで、自由を感じられる「生きがい」だからです。

体重はただの数字で、あなたの人生を定義することはできません。私にとってランニングは、もはや心身の健康に欠かせない存在なのです。

※この翻訳は抄訳です。

Translation:YUUMI IKEUCHI

Runner's World US

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