「阜偏」は何と読む？読めたらスゴい難解漢字、正解は...？

普段使っている漢字にも、知っているようで知らないことがたくさんあるものです。意味、読みはもちろんですが、特に画数や書き順、そして「部首」は知らなかった…なんてことはありませんか？

今回は、そんな部首に関する難読漢字から「阜偏」を取り上げます。私たちが使っている様々な漢字に使われていますが…正しい読み方は知っていますか？

では早速、「阜偏」の読み方を発表します。

地理に関する知識が多少ある方なら、「阜」を見て「岐阜（ぎふ）」を連想されたのではないでしょうか？でも残念、こちらは「ふへん」とは読みませんよ。

正解は、「こざとへん」でした！

「阜偏（こざとへん）」と聞いても、もしかしたらいまいちピンとこない方もいらっしゃるかもしれませんね。意味とともに、形も確認しておきましょう！

漢字の部首名の一つ。「防・降・陸」などの、左側の「⻖」の部分。もと「阜」、「⻖」は偏になるときの字体。〔小高い丘の意で、多く土地や地形に関係のある漢字がこれに属する〕

出典：山田忠雄・倉持保男ら編、新明解国語辞典、三省堂（2020年11月20日第八版、青版）p.536

形を見て、「あ、知っている！」と思った方も多いと思います。上記のほかに、「院」や「隊」、「除」などの部首も「阜偏」なんですよ。

ちなみに、「邑（おおざと）」という部首もあります。合わせて覚えておきましょう！

漢字の部首名の一つ。「邪・邦・都」などの、右側の「⻖」の部分。もと「邑」、「⻖」は旁になるときの字体。〔居住する場所の意を表わす〕

出典：山田忠雄・倉持保男ら編、新明解国語辞典、三省堂（2020年11月20日第八版、青版）p.178

いかがでしたか？

「阜偏」は「こざとへん」と読みます。

読みや意味だけでなく、部首や旁（つくり）なども知れば漢字に対する理解がグッと深まりますよ。ぜひ覚えていってくださいね！

※2021年4月23日発令の一部地域を対象とした「緊急事態宣言」を受け、『TRILLニュース』記事制作チームでは、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、より一層の管理体制強化をしております。