「艮」は何と読む？読めたらスゴい難解漢字、正解は...？

見た目は似ているけれど、意味も読み方も全然違う漢字って、結構ありますよね。

今回取り上げる「艮」もその1つ。「あれ、良でしょ？」と思われたかもしれませんが、よ〜く見ると分かる通り、こちらは1画欠けています。そして、意味も読み方も「良」とは全然違うんです！

ヒントは「方角を表す言葉」。さぁみなさん、推理してみてください！

では、早速「艮」の読み方を発表します。

最初に申し上げた通り「りょう」とは読みません！また、方角といっても「西」や「東」ではなく、「子（ね）」や「亥（い）」のように、十二支の読みが当てられています。

ちなみに、十二支は「子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥」です。

…さぁ、推理できたでしょうか？

正解は、「うしとら」でした！

「艮（うしとら）」は「丑寅」とも表記します。意味は下記の通りです。

〔「丑と寅の中間の方位」の意〕「北東」の意の古風な表現。鬼門に当たる。

出典：山田忠雄・倉持保男ら編、新明解国語辞典、三省堂（2020年11月20日第八版、青版）p.124

十二支＝干支のイメージがありますが、今日ではそれだけでなく、方角や時間にも使われるようになっています。

ちなみに、「艮」以外にも、南東を表す「巽」（同上、p956）、南西を表す「坤」（同上、p1315）、北西を表す「乾」（同上、p97）がありますよ。この機会に、全部覚えちゃいましょう！

いかがでしたか？

「艮」は「うしとら」と読みます。

「良」から1画欠けるだけで、ここまで意味や読み方が変わるなんて、とっても興味深いですね！

ぜひ家族や友人との話のネタにしてみてはいかがでしょうか？

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