仕事が終わらず、「残業」する日々が続くと、精神的にも身体的にも辛いですよね…。
ところで、ここで使われている「残」という漢字。日常的に見慣れた漢字ですが、みなさんはどれくらい理解していますか?
音読みの「ざん」のほかに、「残る(のこる)」という訓読みがあることを知っている方は多いと思います。でも、「残」という漢字が「歹偏」であることを忘れていた…という方は多いはずです。
…さてここで問題!
こちらの「歹偏」の正しい読み方、みなさんは知っていますか?
「歹偏」の読み方!
では、早速「歹偏」の読み方を発表します。
「夕(ゆう)」に似ていますが、もちろん「ゆうへん」ではありませんよ。知らない方には、ちょっと想像もつかないかもしれませんね…。
正解は、「がつへん」でした!
「歹偏」について
学校で習ったはずですが、「歹偏(がつへん)」なんて記憶にない…。という方もいらっしゃるかもしれませんね。せっかくなので、「歹偏」について知識を深めちゃいましょう!
漢字の部首名の一つ。「残・殊・歿」などの、左側の「歹」の部分。「一」+「タ」の形から「いちたへん」とも。〔「歹」は漢音ガツ、骨の意。多く、死や障害に関係のある漢字がこれに属する〕
出典:山田忠雄・倉持保男ら編、新明解国語辞典、三省堂(2020年11月20日第八版、青版)p.289
「いちたへん」なんて、ユニークな読み方ですね!
なお、「歹偏」の漢字には、「残」や「殊」、「歿」のほかに、「ほとんど〜」として使うことが多い「殆(たい)」などがありますよ。
まとめ
いかがでしたか?
「歹偏」は「がつへん」と読みます。
私たちは日常的に様々な漢字を使っています。でも、使いこなしているつもりで、実はまだまだ知らないことばかりかも…。
見慣れた漢字、使い慣れた漢字を調べてみたら、意外な発見があるかもしれませんね!
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