「幽けし」は何と読む？読めたらスゴい難解漢字、正解は...？

怪談話でおなじみの「幽霊（ゆうれい）」。毎年夏になると肝試しや怪談話を、家族や友達と楽しんでいるという方もいらっしゃるのではないでしょうか？

ところで、この「幽」という漢字には、音読みだけでなく訓読みもあります。「幽か（かすか」、そして「幽けし」と読むのですが…。

みなさんは、「幽けし」の正しい読み方を知っていますか？

では、早速「幽けし」の読み方を発表します。

「もしかして…！」と思われたかもしれませんが、残念ながら「かすけし」ではありませんよ！もちろん「ゆうけし」でもありません。

正解は、「かそけし」でした！

「幽けし（かそけし）」ってなんだろう…？と疑問に思われた方もいらっしゃるかもしれませんね。正しい意味は、下記の通りです。

〔雅〕聴覚（視覚）印象がかすかだ。

出典：山田忠雄・倉持保男ら編、新明解国語辞典、三省堂（2020年11月20日第八版、青版）p.276

なお、「幽か（かすか）」の意味は下記の通りです。

（感覚の鋭い人に）そのものがそこにある（そうである）ことがわずかながら感じとれる様子だ。

出典：山田忠雄・倉持保男ら編、新明解国語辞典、三省堂（2020年11月20日第八版、青版）p.272

「幽か」も「幽けし」も、意味はとても近いようですね！

なお、「かすか」は「微か」とも表記します。「幽霊」も、通常なかなか感知できない存在ですし、「幽か」や「幽けし」という意味があるのも納得ですね！

いかがでしたか？

「幽けし」は「かそけし」と読みます。

一見「これはいったい…？」「どうしてこう読むの？」と思われる難読漢字でも、意味を理解すると「なるほど！」と納得できるものもあります。ぜひ読み方だけではなく、意味も覚えてくださいね！

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