【数学クイズ】大人が間違える！この計算問題、解けますか…？

日常生活のあちこちで目にする数字にも、よく見ると「？」と考え込んでしまうものってありますよね。

2乗や3乗なら分かるけれど、「1/3乗」（以後「^1/3」と表記）なんてそうそう出会うことのない数字ではないでしょうか？

覚えている知識や想像力を総動員して、この計算にぜひ挑戦してみてください！

「8」と「1/3」という2つの数が出てきますね。この２つの数を使って、掛けたり割ったり…というところから一歩抜け出して、「1/3乗」が何を意味するかを考えるのが、今回のポイントです。

それでは、正解を発表します。

正解は、2でした！

さて、「3分の1乗」とはどういう意味でしょうか？これは「3乗根（立方根）」ともいい、

「3回掛けたらその数になる数字」

を表します。

今回の8^1/3ならば、「3回掛けて8になる数」。

8＝2×2×2だから、2となります。

ちなみに、3乗根は「^1/3」以外に「³√」とも表せます。

実は、この表し方を知っているととっても便利なんです！

たとえば「5^1/3」を考えてみましょう。

これは「3回掛けて5になる数」のことですが、きれいな整数になる答えがありません。

そんなときは、5^1/3＝³√5と書き換えて答えることができます。

また、「^1/2」は「²√」と書けますが、一般的には2を省略して「√」と表すことができます。

では、「9^1/2」は、何になるでしょうか。

「2回掛けて9になる数」と考えると±3となりますが、9^1/2＝√9となり「√」は正の値なので3が答えになります。

ちなみに、-√9の答えは-3です。

数字の右肩にある小さな数「指数」の問題、いかがでしたか？

計算の決まりをきちんと覚えていけば、ちょっと見た目はややこしい指数の問題もスマートに解けるようになりますよ！

ライター：吉野あゆみ
完璧文系の大学時代から中学数学の家庭教師アルバイトをしていた、隠れ数学好き。現在も数学の教科書や問題集を校正しながら、文系目線で数学に向かい合っています。数の世界の楽しさを、みなさんにお伝えしていきたいです！
編集：TRILLニュース