「散らかる」や「解散する」などで使うことの多い「散」という字。
「散」を二つ重ねた「散々」は「さんざん」と読むことが多いでしょう。
しかし「散々」には「さんざん」以外の読み方もあります。
決して難しい意味ではなく、みなさんも一度は言ったことがあるはずです。
さて、一体なんと読むのかわかりますか?
「散々」の読み方!
では、早速「散々」の読み方を発表します。
「散々になったパーツを集める」「部品を散々に分解する」などの使い方をします。
そろそろ答えが分かってきたでしょうか?
そう!正解は「ばらばら」でした!
「散々」の豆知識
「散々(ばらばら)」の意味は次のとおりです。
[形動]
まとまらずに、別々であるさま。
出典:北原保雄編、明鏡国語辞典第二版、大修館書店(2017年4月1日版)p.1430
「散」はの左側はお肉を、右側の「攵」は打つことを意味し、「筋があって固いお肉を打ってほぐす」様子から「散」の漢字ができたと言われています。
ほぐれたお肉が散らかったりばらばらになったりするため、「散々」で「ばらばら」と読むようになったのです。
ちなみに「散」といえば「散財」といった使い方もありますよね。
ほぐれてばらばらになったお肉は、使い物にならず味も悪いため使いものになりません。
そのため、使わないもの、むだなものにお金を使うことを「散財」と言うのだそうです。
まとめ
いかがでしたか?
「散々」は「ばらばら」と読みます。
ぜひ覚えてみてくださいね!
※2021年4月23日発令の一部地域を対象とした「緊急事態宣言」を受け、『TRILLニュース』記事制作チームでは、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、より一層の管理体制強化をしております。