「肯えて」は何と読む？読めたらスゴい難解漢字、正解は...？

今回ご紹介する漢字は「肯えて」。

「肯」という漢字を使った、否定というフレーズと対で用いられる「肯定」はお馴染みの熟語ですよね。

そんな「肯」という字に送り仮名「えて」が付くと、一体なんと読むのでしょうか？

では、早速「肯えて」の読み方を発表します。

「こうえて」と読んだ方は、実は不正解……！

「腎臓」や「臀部」、「背骨」などと同じ部首を用いており、体に纏わる言葉かと思いきや無関係です。

正解は「あえて」でした！

「あえて」と聞けば、響きが同じ「敢えて」を連想する方も多いのではないでしょうか？
では、両者の違いを改めて調べてみましょう！

【敢】（カン）はばかることも多いが思い切って。ことさらに（…する）。「敢然」「勇敢」《古あへて》
【肯】（コウ）自分自身納得して、承知の上、進んで（…する）。「肯定」「首肯」《古あへて・うけがふ・がへんず》

出典：北原保雄・久保田淳ら編、小学館、日本国語大辞典、（2000年12月20日第二版）P75

どちらも自らの意思で選ぶニュアンスですが、「肯えて」の方がプラスのイメージでチョイスする印象が強く、お馴染みの熟語「肯定」に通じる意味を持つ言葉のようです。

いかがでしたか？

「肯えて」は「あえて」と読みます。

ぜひ、この機会に「肯えて」の読み方を覚えて、ご友人やご家族との話のネタにしてみてください！

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