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敏腕コンサルが2021年度トレンドを大胆予測! 7位に浮上した謎の「化粧おじさん」とは

  • 2021.4.22
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2021年度がスタートしました。今年はどのようなアイテムやキーワードがトレンドとなるのでしょうか。消費者経済総研チーフ・コンサルタントの松田優幸さんが予測・解説します。

東京五輪、レコード、プロテインもランクイン

筆者(松田優幸)がチーフ・コンサルタントを務める消費者経済総研(新宿区新宿)は、「2020年トレンド予測」を2019年末に発表しました。個別ランキングの1位は「テレワーク」。トレンドキーワードは、1位「アキ活」2位「非・移動革命」3位「在宅」4位「副業」でした。

これらの発表はコロナ禍以前であったにも関わらず、結果としてほぼ的中した2020年になったと思います。特に東京では、上記のキーワードを軸とした大掛かりな働き方の変化が起きました。

ちなみに「アキ活」とは「“空き”時間を“活”用する」という意味。クラウドワークス、ココナラなど、アキ活アプリは成長しました。

さて2021年も4月に入り新年度がスタートです。今回の記事のテーマは「2021年度のトレンド予測」。今回も、新たな1年を経済コンサルタントの視点で大胆に予測します。なお、順位は販売数の上昇予測の視点ではなく、生活者・ビジネスパーソンが注目すべきという視点に比重を置いています。

以下、ベスト40の中からいくつかピックアップして解説します。

化粧男子に加え「メイクおじさん」増加のワケ

7位は「資生堂ウーノ」ほか男性用コスメです。

男性もメイクをする時代。若者だけでなく中年以上にも広がっている背景とは?(画像:写真AC)

コロナ禍で定着したリモート会議では、パソコンの画面を通して自分の顔を別視点で見る機会が増加しました。そこで落胆する人も増加……。リモート会議の普及もあって、メンズ美容が中年以上にも広まっています。かく言う筆者も、しばしばメイクをしています。

女性たちが肉やプロテインに大注目

「食」の分野では、12位「プロテイン入り食品」、24位「ミロ/サバス」、21位「焼肉ライク」がランクインしました。

2021年は、食べ物では牛肉、サプリではプロテインのタンパク質の関心がさらに高まるとみています。タンパク質は、男性の筋肉のためだけではありません。 肌も、髪も、爪も、タンパク質でできています。なので男性だけでなく女性にも普及していきます。

すでに女性の消費は急上昇しています。美しさや健康のために、野菜だけでなくタンパク質に注目する人が増えているのです。野菜の主なメリットは、整腸作用やビタミンC。血糖値の制御でも、ベジファーストよりビーフファースト(先に食べるのは、野菜よりも肉)に注目が集まっています。

女性向けプロテイン・サプリや、プロテイン入りパンケーキなど「プロテイン in 食品」も次々と発売されており、さらには「焼肉ライク」などでの女性おひとりさま焼き肉も。肉を食べると体に悪い、は昔の話。今では多くの調査が肉と健康の関係を提示しています。

「昭和レトロ」復権、こたつも?

20位は「アナログレコード」。生産量は6年連続で増加しました。デジタル化の反動で、リアルやアナログへの回帰も増えるのです。

22位は「昭和歌謡」。最近のCD店には特設コーナーもあります。こうした昭和レトロは、若者には新鮮なものとして刺さり、一方の中高年には懐かしく魅力的なものに映る。世代を超えた人気と復権が期待されます。

さらに海外でも、日本の昭和歌謡は注目されています。松原みきの曲は、音楽ストリーミングサービスSpotifyのグローバルバイラルチャートで1位になりました。山下達郎、杏里、竹内まりや も人気です。昭和の歌手は、皆、歌がうまいですね。

昭和レトロの復権によって、各家庭に再び「こたつ」が登場するかも?(画像:写真AC)

その他、昭和アイテムでは「こたつ」も復権するのでは、と考えています。

年度後半以降のコロナ禍をうらなう

新型コロナに関してベスト40入りは4件あります。

3位「ワクチン」。

筆者は、SARS-CoV-2(ウイルス)、covid-19(病名)の英語やドイツ語の学術論文も読み、それなりに知識を積みました。コロナがテーマの連載も執筆中です。

さて、世間の大きな関心のひとつ、マスクなしでも感染減少へ向かうのはいつ頃になるのでしょう? 消費者経済総研は、再生産数や免疫保有率の変化などから2021年度の下半期と予測しています。

イスラエルはすでに屋外でのマスク着用が不要になりました。米国、英国も、まもなく“卒コロナ”と消費者経済総研は予想しています。日本もそれに続けるよう、政府と自治体の努力と国民の協力が不可欠になります。

1位「外食と旅」。

そもそも、リーマンショック(2008年)とコロナショックは、性格が違います。前者は過剰に拡大した金融経済が原因。後者はウイルスによって、一時停止しているだけです。

卒コロナになれば「ペントアップ需要」が起きます。このワードは、押さえつけられた消費が一気に回復することを意味します。順調に進めば、2021年度の後半~年度末には、旅・外食などはV字回復、いや超V字回復が見込めるでしょう。「楽しむ生活」の復活に期待が掛かります。

五輪、池江選手らの活躍は

3位は「東京オリンピック」。

2021年4月現在の世論調査などを見ると、五輪開催について懐疑的な意見も少なくないようです。しかし、イスラエルをはじめとする他国のようにコロナ感染が減少に転じれば、五輪肯定派は徐々に増えていくのではないでしょうか。

競技や式典ではさまざまな感動のシーンも生まれるでしょう。競泳女子代表の池江璃花子選手、ゴルフ松山英樹選手らの活躍も楽しみです。

そして2位は「Japan」。

五輪が開催されれば、海外があらためて日本の魅力に目を向ける機会となる(画像:写真AC)

東京五輪が開催されれば、日本のさまざまな魅力があらためて世界中へ発信されるでしょう。日本の食事・品物の魅力、旅の素晴らしさ、そして日本人の優しさや親切さなどを、各国のメディアが紹介するはずです。

新年度キーワードの「ラク活」とは

このように、2021年度の後半から年度末には「楽しい生活」が待っているものと予測します。

消費者経済総研は2021年度のTOPキーワードを「ラク活」と発表しました。ふたつの「ラク活」、すなわち「“楽”しい 生“活”」と「ラクな活動」を意味しています。これについても、また別の機会に詳しく解説したいと思います。

松田優幸(消費者経済総研 チーフ・コンサルタント)

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