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エリザベス女王、誕生日の礼砲が中止。

  • 2021.4.20
Photo_ Chris Jackson-Pool/Getty Images
Queen Elizabeth II leaves HMCS St John's after the International Fleet Review on June 29, 2010 in Halifax, Canada.Photo: Chris Jackson-Pool/Getty Images

エリザベス女王の誕生日を祝う恒例の礼砲が取り止めとなった。4月21日に95歳の誕生部を迎える女王は、フィリップ王配の崩御を受けて喪に服していることから、ハイドパークでの41発、ロンドン塔での21発の礼砲の中止をイギリス国防省が発表したか。昨年の礼砲も、新型コロナウイルス感染拡大による国内のロックダウンが解除されていない中、「特別な行事」を女王が望まなかったことから中止されていた。

「デイリー・ミラー」紙によると、新たな肖像画で誕生日を記念する企画もあったそうだが、それも中止になったという。誕生日当日に女王はウィンザー城にて家族らと昼食をともにしながら静かに過ごし、王室からはSNSでの発表があるのみとされている。ちなみに女王はフィリップ殿下崩御の前から、今年は自身の誕生日の代わりに6月10日の殿下の100歳の誕生日を盛大に祝うことを希望していたという。

また、6月12日に予定されていた女王の誕生日パレード、軍旗敬礼分列式(トゥルーピング・ザ・カラー)は新型コロナウイルスの影響を受け、2年連続の中止が3月に発表されていた。王室は昨年と同じく、ウェールズの近衛歩兵によるウィンザー城でのミニパレードと近衛軍楽隊によるバンド演奏を企画していたものの、現在も敢行予定なのかは不明となっているほか、6月恒例のガーター勲位の叙任式もキャンセルが決まっている。

喪に服している女王はこれから数週間、公の場に出る予定はないが、5月11日(現地時間)にはチャールズ皇太子に付き添われウエストミンスター宮殿で議会の開会を宣言するとされている。

Text: Bangshowbiz

Photo_ Dominic Lipinski - WPA Pool/Getty Images
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