彼女がまさかの4股!? 裏切られたエピソード【前編】

どんな浮気もいやなものですが、恋人は自分ひとりだと信じていたのに、他にも恋人がいたなんてショックすぎるできごと。

ましてやそれが2股どころか、4股だとしたら……。

会社員のユウヤさん（仮名）の悲しい裏切られエピソードを紹介したいと思います。

明るくて優しい彼女

僕とユイ（仮名）はもともと、会社の同僚という間柄。
年齢は彼女がひとつ年下なんですが、僕が中途で入社したので、彼女が社内では先輩という関係でした。
彼女は美人というよりは、童顔でクリっとした目が印象的な、可愛らしいルックスで、いつも笑顔を浮かべていて、親しみやすい雰囲気がありましたね。
その見た目の通りに、明るくて、優しくて、男女問わずに人気があって、部署内のムードメーカーって感じでした。
僕は学生時代にずっと野球をやっていたこともあって、大の野球ファンなんですが、ユイもひいきのチームが違うけれどかなりの野球好き。
すぐに意気投合して、野球談議に花が咲きました。
もうひとつ嬉しかったのが、僕はお酒好きで、飲める子が理想なんですが、ユイも日本酒好きの大の酒飲み。
好みが似ているユイに僕はドンドン惹かれていったんです。

熱烈にアプローチして彼女に

ユイを好きになった僕は、彼女を飲みに誘ったり、遊びに誘ったりして、関係を深めていきました。
最初は、「いきなりふたり飲みは無理かな」と思ったんですが、ユイが断ることなく、飲みに付き合ってくれたときは、本当に嬉しかったですよ。
そんなこんなで、熱烈なアプローチを重ねて、ユイと知り合って3か月たったころに、僕から告白して恋人関係になることができました。
そのときは「運命の女性」なんて思っていましたが、いま思い返すと本当にバカみたいですね……。
ユイが「職場の人にはまだ知られたくない」っていうんで、社内では内緒で付き合いました。
ただの同僚のふりをして、仕事が終わったら会社から離れた場所で合流したり、休みの日はお互いの家で野球観戦をしたり、楽しく付き合っていましたよ。
平凡だけどとても楽しい日々だったと思います。

連絡が取れない彼女……

ユイとはケンカもなく仲良く付き合っていましたが、ひとつだけ気になる点がありました。
それはときどき、連絡が取れない時間が続いてしまうこと。
仕事が終わったあとや、休日にLINEをしても未読のままで、返信がないことが頻繁にありました。
数時間なら「彼女もやることあるだろうし」と思えますけど、休日なんかは朝したLINEが夜中に返信されることもあって、なんとなく胸にモヤモヤした気持ちが残っていたんです。
本人に聞いてみても、「疲れていて寝てた」とか、「実家に帰ってたから」って返答。
そういわれたら、それ以上追求するのも、余裕のない男みたいな感じがするので、できませんでした。
でも気になったら、しっかり話合わないとダメですね。
連絡が取れない日があるたびに、ユイに対する不信感がどんどん募っていきました。
そんな不信感が現実になることがついに起きたんです。
ある休日、ユイは学生時代の女友達と遊ぶというんで、僕は家にいました。
野球シーズンだと僕は、球場か自宅で野球観戦をするんですが、その日はひいきのチームの試合が中止になったので、ユイの応援しているチームの試合を見ることにしたんです。
見ていたら、客席でラブラブな仲睦まじいカップルが映されました。
なんとそのカップルの女性がユイだったんです……。
このエピソードは、後編へ続きます！
後編は4月18日（日）20:30に公開予定！お楽しみに！
（大船くじら/ライター）