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ライフスタイルに民芸を-「くらしのギャラリー」で夏にぴったりのグラスやかごバッグを見つけました

  • 2015.6.19
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一見するとおしゃれな雑貨店のような「くらしのギャラリー」は、岡山市にある民芸品のセレクトショップです。現代生活にすっとなじむ手仕事の逸品を、この夏から取り入れてみませんか。

“くらしの友”としての民芸品

「くらしのギャラリー」があるのは、岡山市北区問屋町(といやちょう)に建つ、かつての繊維問屋をリノベートしたビルの一室。問屋町はアパレルやインテリアのショップ、カフェ、ベーカリーなどが続々登場している、いま注目のエリアです。

天井高のあるゆったりとした空間に、全国各地の手仕事の品がずらり勢ぞろい。“くらしの友 いろいろ”をコンセプトに、生活にそっと寄り添ってくれる、日常使いの道具をセレクトしています。その顔ぶれは陶磁器から漆器、染織物、木工品、和紙まで多彩です。

「石川硝子工藝舎」のガラスコップが涼しげですてき

夏に気になるのがガラスの器です。「石川硝子工藝舎」の吹きガラスは、シンプルなフォルムが美しく、思わず手に取らずにはいられません。

「網目コップ」(中・2700円/1枚目の写真手前)は、今や石川硝子工藝舎の代表作。この網目模様、もとは製作中の失敗から偶然生まれたものだそう。光にかざすと、全体を覆う網目がいっそう深い影を落とします。

スタンダードの極みともいえそうな「無地コップ」(中・2484円/1枚目の写真奥)は、あらゆるシーンで活躍すること間違いなし。厚すぎず薄すぎない質感と、ほどよいサイズで女性の手にしっくりきます。

夏のスタイルにかごバッグを投入

普段の装いにかごバッグをプラスするだけで、夏らしい雰囲気がぐんとアップします。店の一角で、岡山県北の蒜山(ひるぜん)地方に伝わる”蒜山がま細工”の「手提げ」(中・1万5120円)が目にとまりました。近年、少なくなった作り手がていねいにがまを編み上げています。驚くほど軽く、防水性が高いすぐれもの。使い続けるうちに飴色に変わっていくのも楽しみです。

こちらの店では、ほかにも東北各地、長野、熊本で作られたかごを取りそろえています。地域によって素材や編み方が異なり、あれこれ見比べながらお気に入りを選びたいですね。

月ごとの企画展で若手作家をフィーチャー

常設展示の作家のなかから、若手にスポットをあてようと、月に1・2回、10日ほどのスケジュールで企画展を開催しています。この日は、「掛谷康樹のうつわ 練り上げ」が行われていました。色の違う粘土を積み重ねることで表現した模様が、なんとも印象的。使い勝手を考えた形や大きさ、重さも見逃せないポイントです。

「くらしのギャラリー」では通年企画展を行っています。気になる展示をチェックして出かけてみませんか。

2015年夏から秋にかけての企画展(予定)

●6月19日~28日/岩井窯展

●8月7日~16日/Juropottery 齊藤十郎展

●9月4日~13日/豊永盛人 琉球張り子展

●9月18日~27日/小代焼ふもと窯 井上尚之のうつわ

●10月2日~12日/手織の仕事 小野真佐子展

●10月23日~11月1日/松本行史 家具展

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