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水遊びに危険が? 子どもを“夏のウイルス感染症”から守る方法3つ

  • 2015.6.19
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【ママからのご相談】

インフルエンザなどの流行期間が終わり、感染症などに対して一安心していたものの、幼稚園でまた風邪がはやっていて困っています。夏の風邪対策にはどんなものが有効でしょうか?

●A. 夏は風邪以外にも発症しやすい感染症がありますので、夏ならではのウイルス対策をご紹介します。

こんにちは。ご相談ありがとうございます。ママライターのmomoです。

冬には冬の感染症が、夏には夏の感染症がありますから、ママたちは気が抜けないですね。今回は、実際のデータをもとに夏のウイルス対策についてご紹介していきます。

●夏に気をつけたいウイルスとは

厚生労働省の『感染症発生動向調査』によると、夏に発症しやすいウイルスの感染症として、

・咽頭結膜炎

・手足口病

・ヘルパンギーナ

・日本脳炎

などが挙げられています。

●夏の感染症を予防する方法3つ

●(1)タオルを共有しない

咽頭結膜炎や流行性角結膜炎になる主な原因として、夏ならではの“水遊び”があります。

混雑したところでは、プールに入る前や出た後にしっかりとシャワーを浴び、お友達や家族とタオルを共有しないようにしましょう。また、プールや水遊び以外でも、汗をかいたときなどにタオルの貸し借りをすることは避けた方が良いでしょう。

●(2)蚊などの虫よけ対策

日本脳炎は蚊によって媒介されるため、しっかりと虫よけ対策をしておくことが大切です。

日本脳炎だけでなく蚊はいろいろな感染症を起こすキッカケにもなります。「たかが蚊でしょ?」と思わず、虫よけスプレーを用意したり、蚊のいるような場所・時間になるべく行かないようにするなどの対策をとりましょう。

緑が多い公園などに行くときは特に気をつけましょうね。

●(3)清潔を保ち、免疫力を高めておく

手足口病やヘルパンギーナなどのウイルスは、36〜37度の気温に最も繁殖しやすいと言われており、日本の夏はそれらのウイルスが好む最適な環境とも言えます。

まずは、ウイルスに負けないために食事・睡眠を十分に取り、外から帰ったら必ずうがいと手洗いをするようにしましょう。また、家の中の換気をしっかりと行い、ウイルス・菌の繁殖を避けましょう。窓を開けるだけではなく、夏はエアコンの除湿機能をうまく利用することも大切です。

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冬には冬の、夏には夏のウイルス対策があります。楽しい夏を過ごせるように、規則正しい生活習慣と夏ならではの生活習慣を確立し、家族で気をつけていきたいですね。

【参考リンク】

・IASR夏の疾患(ヘルパンギーナ/手足口病他) | NIID 国立感染症研究所

●ライター/momo(ママライター、元モデル)

高校卒業後に調理、製菓の専門学校を卒業し、調理師免許を取得。調理師として勤務していたが体調を崩し退社。その後、ひょんなことからモデル事務所へ所属することに。妊娠、結婚までモデルとして活動。2011年に長男を出産。現在は専業主婦のかたわらライターとして活動中。お料理上手、そしていつまでもキレイなママでいられるように日々奮闘しています。得意分野は育児、料理、美容、ダイエット、結婚、夫婦関係など。趣味は、食べることとダイエット。

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