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不倫を終わらせる方法【ひとみしょうの余談ですみません】

  • 2021.4.13

長いこと不倫の相談に答えてきましたが、ここ最近、ようやっと不倫の相談が減りつつあります。コロナが落ち着いたらまた増えるのか、激増するのか、反対にもっと減るのか……よくわかりませんが、最近は下火傾向。

さて、今回は、まだ不倫をしていて、もう終わりにしたいけど終わらせ方がよくわからないといった方に向けて、不倫の終わらせ方について、一緒に見ていきたいと思います。

淋しさを自己処理できるようになったとき

不倫を終わらせる方法は簡単で、それは、淋しさを自己処理できるようになればおのずと不倫は終わる、というものです。たったそれだけのことです。

人々はなぜ不倫をするのか?を考えると、そのことがよくわかります。

なぜ不倫をするのか?淋しいからです。

女性のなかには淋しくなると、誰かに尽くしたくなる人がいますね。反対に、誰か男性に尽くしてもらいたがる人もいますね。おいしい食事をごちそうしてもらって、身体も満たしてもらって、「やっぱわたしはいい女なんだ、まだ現役でいけるんだ」という「実感」を持たないと生きていくのが困難な女性っていますね。

男も同じです。毎日、会社と家の往復だとなんか淋しいのです。

だから、誰かに尽くしたくなります。不倫相手を探します。

あるいは、誰かに尽くしてほしいと思います。だから、女性に食事をごちそうし、ホテルに行き、ハダカになって女性に尽くしてもらいます。

ようするに、みなさん淋しいから不倫をしているのです。

だから、その淋しさを、他者に、ではなく、みずから解消することができるようになれば、その時点で不倫は終わるのです。

不倫ではない恋愛も同じ

ちなみに、このことは、不倫関係ではない、ふつうの恋愛においても同じです。

よく「わたしはダメ男としか付き合ったことがない」と言う女子がいますが、そういう人は淋しいのです。

自分が淋しくて、その自分の淋しさをどうにか人肌のぬくもりを持つもので埋めたいと思っているのです。同時に、できることなら、自分と同じ種類の淋しさを持つ男子に埋められたいと思うのです。なぜなら、「わたしも相手の淋しさを埋めてあげたいと思うから」。

こういう女子がダメ男を卒業するのは、方法論としてはとても簡単です。

つまり、自分の淋しさを、自分の手で解消できる人になればいい、ということです。

淋しさ解消法

では、淋しさって、どうやって解消すればいいのでしょうか?

彼氏がいてもなんか淋しい、彼氏がいないともっと淋しい、友達と遊んでいても彼氏を連れている人を見たらなんか淋しくむなしい気持ちになる――こういった淋しさは、どう解消する?

希望を自家発電できるようになればいいのです。

希望とは「聴く」ことからおのずと生まれます。相手の話を聴くことから生まれます。

耳で聴くのと同時に、心でも聴く。つまり、心耳でも聴くことです。

心の耳で聴くことによってのみ、わたしたちは他者とつながることができるからです。

心の耳は、相手の淋しさも、相手の歓びも、すべてを「感じる」ようにできています。

今この瞬間をともに生きているのだ、という、端的な事実をわたしたちに教えてくれます。

毎日、誰かの話を聴くこと。心耳でも聴くこと――このことを繰り返すことによってのみ、わたしたちは「今」を知り、自分を知り、他者を知ります。

希望は知ることからおのずと生まれます。

※参考 ひとみしょう『自分を愛する方法』玄文社(2020)

(ひとみしょう/日本自殺予防学会会員)

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