とろんと濃厚"豆々しいスープパスタ"

熱々のとろみがついたスープは、不意に寒くなった日などに最適です。dancyu2021年4月号で掲載した、ハヤシコウさんの「一カ月パスタ生活」。日記に登場したけれど、誌面に載せきれなかったレシピをご紹介。毎日欠かさずパスタをつくるコウさんのレシピは手軽な上に、使う食材も味わいも、パスタの種類もバリエーション豊か！さて、どれからつくろう？

■“豆々しいスープパスタ”のつくり方

肌寒い日に食べたい、熱々の豆入りスープパスタ。白いんげん豆は半分をピュレにすることで、とろみがついて満足感が増します。スプーンで食べるからショートパスタが適任！薬味にねぎをのせると、飽きずに食べられちゃう。

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◇材料 (2人分)

パスタ：100g（ショートなら何でも◎）
パッサータ：80ml （トマトピュレ）
白いんげん豆：100g（缶詰）
玉ねぎ：1／2個（薄切り）
にんじん：1／4本（みじん切り）
セロリ：1／4本（みじん切り）
にんにく：1片（芯を取って潰す）
オリーブオイル：適量
塩：6g
ポロねぎ：6cm（白いところ。長ねぎでも可）
イタリアンパセリ：適量（細かく刻む）

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（1）香味野菜を炒める
フライパンにオリーブオイル小さじ2、にんにくを入れ、20秒おいて弱火にかける（にんにくは脂溶性なので、加熱前のオイルに浸すこと）。香りがたってきたら玉ねぎ、にんじん、セロリを加えてざっと混ぜて蓋をし、しんなりするまで加熱する。

（2）ピュレにする
1の香味野菜、パッサータ、半量の白いんげん豆、水少々をフードプロセッサーにかけて、なめらかなピュレ状にする。

（3）パスタをゆでる
鍋に水2Lに対して塩6gを入れて沸かし、パスタをゆで始める。

（4）ピュレと合わせる
2のピュレを小鍋に移し、ゆで上がったパスタ、残りの白インゲン豆を加えて温める。パスタのゆで汁で濃度を調整し、器に盛る。

（5）仕上げる
薬味のねぎは2mm程の輪切りにして熱湯で1分ほどゆで、スープにのせる。オリーブオイルとパセリをあしらって完成。

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――つくった人

「ハヤシコウ デザイナー」

人呼んで〝日本人初のイタリア人〞2019年には好きが昂じて、東京・成城学園前にオステリア「クインディチ」を開店。米よりもパスタを愛し、この食生活を続けること、早20年。一日2パスタの日も珍しくない。

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文・写真：ハヤシコウ