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脱・都心回帰で自分らしく生きる。デュアルライフのメリットとは

  • 2021.4.12
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新型コロナウイルス感染拡大の影響で、私たちは「新しい生活様式」を余儀なくされています。その中で今、注目を集めているのが「デュアルライフ」です。

この記事では、働き方や生き方の多様化のひとつとして20代・30代に支持されているデュアルライフの魅力について紹介します。

デュアルライフっていったいどんな暮らし?

デュアルライフとは、いわゆる「二地域居住・二拠点生活」のことです。国土交通省は、デュアルライフのことを「都市に暮らす人たちが、農山漁村等の同一地域に中期的・定期的・反復的に滞在。都市に住居を構えつつ農山漁村の地域社会と一定の関係を持つこと」と定義づけています。

少し前まではデュアルライフというと、定年退職後の人たちや富裕層が、都心にある自宅と郊外の別荘を行き来する…というイメージが持たれていました。しかし近年では、地方への定住人口増加や、地域づくりのための人材確保の手段として、国が若年層・ファミリー層へデュアルライフを促進しています。

さらに、ワークスタイルやライフスタイルの選択肢が増えたことにより、20代・30代のビジネスパーソンがデュアルライフに着目。その結果、現在は「平日は都市部で働き、休日は田舎でのんびりする」という風に、二拠点での生活を同時進行で行うことをデュアルライフと呼ぶようにもなりました。

また、デュアルライフを謳歌している人たちは「デュアラー」と呼ばれています。このデュアラーという言葉は、2019年にリクルートが「住まい領域のトレンドキーワード」として発表しました。

なぜ今「デュアルライフ」なの?

都心で生活を続けながら、地方や郊外にもまた別の生活拠点を構える、というのはコストがかかるものです。また、移動のための時間も必要。「資金面でしんどくなりそうだなぁ」「移動だけで疲れてしまいそう」なんて、ついつい考えてしまいがちです。

それなのに、なぜ今デュアルライフを実践している人が増えているのでしょうか?その理由のひとつが、「ライフスタイル及びワークスタイルの多様化」です。

今までのライフスタイルは仕事が中心となっていましたが、現在は「生活を楽しむ」ことに重点に置くことこそが、価値ある生き方であると考える人が増加。自分らしく生きることで、人生をより謳歌したいと考える人たちが、いわゆる「田舎暮らし」に着目し始めたのです。

また、この度のコロナ禍で、リモートワークやテレワーク勤務が浸透。都市部への一極集中型だったワークスタイルが大きく様変わりし、多様な働き方が選択可能となりました。働く環境や働き方がよりフレキシブルに変化していく…いわばデュアルワークは、その象徴として若年層のビジネスパーソンに支持されているのです。

さらに、今まで「負の遺産」と呼ばれていた、地方や郊外の空き家を物件として利用し、賃貸として借りたり、安く購入したりできるようになったことも、注目される一因となりました。

空き家を活用したデュアルライフを展開することにより、金銭的に決して余裕があるとは言えない世代でもデュアラーになれる、そしてなおかつ社会問題となっている地方の空き家問題も解決できる。まさにWin-Winの関係が成立したのです。

デュアルライフのメリットは?

多くの人たちが憧れを抱き、実践しているデュアルライフには、どのようなメリットがあるのか、ご紹介していきましょう。

多様な価値観に触れることができる

デュアルライフを実践することによって、都市部にはないネットワークや人脈を形成することができます。都会の生活では決して交流することができない世代の人とコミュニケーションをとったり、豊かな自然や文化に触れたりすることで、多様な価値観に触れることができるのです。

生活拠点を2つにすることで、生き方や考え方の選択肢が増え、その結果人生が充実したものになった…というデュアラーも少なくありません。

オンとオフを切り替えてリフレッシュ!

デュアルライフには、休日と平日で生活拠点を変えることにより、オンとオフの切り替えが容易にできるようになる、というメリットもあります。

ウィークデーは仕事を頑張り、休日はのんびり暮らす…。
「デュアルライフは短時間の旅行であわただしく観光地を回るよりも、リフレッシュ効果が高い」と、あるデュアラーは語ります。

一拠点生活では、オンとオフの切り替えが難しかったり、休日になってもどうしても仕事のことが頭から離れなかったりするものですが、環境を変えることによって気分も一新、充実した毎日を過ごせるようになるのです。

新しい体験ができる

デュアルライフで田舎の文化や自然に触れることで、さまざまな新しい体験ができる、というメリットもあります。

例えば、「野菜作りやコメ作りなどの農業体験や、地域の伝統行事、ボランティアへの参加。都会生活でなかなか体験できないことができる」と語るデュアラーもいます。

地方へ通うようになってから地元の人たちと交流を深め、地域に溶け込む中で、さまざまな経験を積み重ねていくことができるのも、デュアルライフの醍醐味。
何度も滞在することでその地域の良さを開拓、その結果楽しみ方の幅が広がっていく…。それがデュアルライフの魅力なのです。

プレ移住で住み心地を判断できる

かねてから、セカンドライフを地方や田舎で過ごしたいと考えている人は一定数いました。しかし、地方へ移住した人たちがぶつかりやすいのが「コミュニティーの壁」。地域の人たちの輪になかなか溶け込めず、結果として肩身の狭い思いをした…という人も少なくありません。

そこで活用できるのがデュアルライフです。

本格的な移住を前に、その地域での暮らしぶりはどうか?コミュニティーに溶け込めそうかどうか?をデュアルライフで判断するのです。実際にデュアルライフをそのように活用している人は多く、総じて「プレ移住デュアラー」と呼ばれています。

新たなビジネスの可能性も

デュアルライフをきっかけに現地のコネクションができ、その結果、第二の職場としてビジネスチャンスが広がる可能性もあります。実際に、週末起業として、その地域の問題解決を目的とした会社を設立しているデュアラーもいるようです。

また、2018年に施工された「民泊新法」により、民泊にまつわるサービスと法が大きく前進。ある一定の条件をクリアすれば、「簡易民泊宿泊所」の免許を取得できるようになりました。

これを利用して、地方の空き家を購入しデュアルライフを実践、使用していない時には民泊として人に貸すことで副収入を得るデュアラーもいます。デュアルライフ用に買い取ってDIYした空き家に、民泊希望者が殺到…というパターンも。このようにデュアルライフは、方法次第で新たな収入の手段ともなりうるのです。

デュアルライフで人生を充実

Withコロナ、アフターコロナの新しい生活様式のひとつとして注目されているデュアルライフ。二拠点それぞれの生活目的を明確にすることで、毎日がより充実したものになるでしょう。

さらに、使い方次第で新たなビジネスの可能性を広げることも可能です。この機会に、あなたなりのデュアルライフの過ごし方を考えてみませんか。

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