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結婚式でブライズメイドがお揃いのドレスを着る意外な理由とは?

  • 2021.4.10
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ブライズメイド(花嫁介添人)を引き受けたことがある人なら、誰でもその苦労を知っているはず。ブライズメイドとなる女性たちはみな体型もテイストも異なり、4人(またはそれ以上)全員に似合うドレスを見つけるのは、まさにひと苦労。

だが、ブライズメイドを務めることは、その役割を果たす女性たちの個人的な好みの問題ではない。それは、長く続いてきた結婚式の伝統に従うことでもあるのだ。

それにしても、そもそもなぜこのような習慣が伝統として受け継がれてきたのだろうか?

現代の花嫁のなかには、この昔ながらの伝統に逆らうことを選ぶ人たちもいるかもしれない。だがその由来を探ってみると、実はかなり興味深いものであることがわかる。

25ans Wedding

『メンタル・フロス』誌によると、ブライズメイドたちが同じドレスを着る習慣は、古代ローマ時代からあるそう。さらになんと、花嫁とも同じドレスを着ていたという。

結婚パーティが「重要なもの」となったのはこの頃から。そして、花嫁は必ずしも、親友に囲まれたいがために同じドレスを着てほしいと頼むようになったわけではないそう。

実のところ、当時のブライズメイドたちは「おとり」。この頃の結婚式は基本的に、悪霊と花嫁の元カレたちが乱入してくる危険と隣り合わせのものだったそう(現代の私たちなら、悪霊より元カレのほうが心配のタネかも?)。そして、それは結婚するカップルにとってかなり重大な問題だったとか。

そこで、そうした悪霊と元カレたちを混乱させ、新郎新婦が悪霊に呪いをかけられたり、元カレに邪魔されたりする前に結婚式を挙げられるようにするため、ブライズメイドたちは花嫁と同じドレスでおとりとして出席することになったという。

もし今後、友人の結婚式でブライズメイドを頼まれたら、このことを思い出してみて。そして、辺りをコソコソとうろついているかもしれない悪霊や元カレたちに、目を光らせてあげて!

Photos: Getty Images From COSMOPOLITAN UK

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