元カレを結婚式に呼びたい！これってマナー違反なの？

結婚式が決まると、招待客のリストアップが始まります。交友関係によっては「どうしても呼びたいけど会場の広さの関係で呼べない人」や「親戚が多いから友達を呼ぶ余裕がない人」あるいは「友達が少なくて、相手とのバランスがとれるか不安な人」がいるでしょう。


そこで多くの人が悩むのが、元カレを結婚式に呼ぶか否かです。元カレと良い別れ方をしていまだに良い友達の場合、あるいは共通の友人が多い場合は元カレを呼びたいと考える人もいるでしょう。


しかし、新郎の気持ちや新郎親族からの目を考えると呼びたくても呼べない人もいます。結婚式のマナー的に呼んでも良いのか考えてみましょう。

男性一人なら基本的にNG

新婦側の招待客は、基本的に女性が多くなるものです。今の新郎新婦世代はそれほど気にしませんが、親戚の世代では異性の友達を呼ぶこと自体がマナー違反だと考える人もいます。


ただし、最近ではそれほど気にしない人も多いので、サークル仲間や学生時代からの友達、職場の同僚などで異性の友達を呼ぶのもそれほど不自然ではないでしょう。


もし、元カレがそういうグループに属しているのなら、呼んでも構いません。ただし、他の招待客は女性ばかりで男性の招待客が元カレだけになるようなら、呼ぶのは控える方が良いでしょう。


華やかなドレスの女性の中にスーツの男性が一人いると目立ってしまうため、新郎招待客から何か言われる恐れがあります。

受付・挨拶などは避けるようにしよう

大勢の友達の中で元カレを呼ぶ場合でも、できるだけ目立たないように配慮することが大切です。結婚式では受付や退場時のエスコート、友人挨拶などといったイベントもありますが、そういった場面で元カレに依頼するのは避けるようにしましょう。


特に友人挨拶を元カレに依頼するのは不自然ですので、同性の友達にお願いする方が無難です。元カレはあくまで大勢の招待客の中の一人として、元カレ一人だけが目立たないように配慮するのがマナーです。

基本的には避ける方が無難

「サークルの仲間を全員呼ぶのに元カレだけを呼ばないのは不自然」など、招待する側にも色々な理由があるかもしれませんが、基本的には元カレの招待は避ける方が無難です。


新婦招待客に関しては、事前に「元カレだから〇〇くんは呼ばないけど気にしないでね」と一言伝えておけば、当日にわざわざ話を出す人もいないでしょう。むしろ、いくら仲が良かったからと元カレを呼ぶと、お酒に酔って悪ノリした友達に変なことを言われる可能性もあります。


どうしても元カレに晴れ姿を見てほしい場合は、友達に紹介するという形で飲み会を設けるか、せめて披露宴ではなく二次会・三次会からの出席にするのが無難です。自分の招待客だけではなく、新郎の親族や新郎の友人がいることを意識して決めましょう。

どんなに仲良しでも元カレは結婚式に呼ばない方が良いかも？

仲が良く別れ方も悪いものではなく未だに元カレと交流が続いていると、結婚式にも出席してもらって祝ってほしいと思うのは不自然なことではありません。


しかし、どうしても周りの人や新郎は気まずい雰囲気になってしまいがちです。また、これから長く付き合う新郎親族に誤解をされるのも好ましくはないでしょう。残念ですが、基本的に元カレは呼ばない方向で考えるのがおすすめですよ。(土井春香/ライター)


(ハウコレ編集部)