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【専門家監修 葬儀マナー5】お香典を郵送する場合の注意点

  • 2021.4.6
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葬儀は大切な人をお見送りするセレモニー。訃報は突然やってくるものです。大事なシーンで慌てなくてすむよう、作法や基礎知識についてはあらかじめ知っておきたいもの。香典の準備から服装、振る舞い方に関することまで、葬儀にまつわるあらゆる疑問を1つ1つ解消!きちんとしたマナーを知っておくと、いざというときでも困らず安心ですよ。

お通夜やお葬式に参列できないとき、お香典を郵送する方法もあります。ここではお香典を郵送する方法やマナーについて説明します。

お香典の準備

お香典は葬儀に持参するものですが、遠方だったり仕事や何らかの事情で葬儀に参列できず、直接手渡せないこともあります。そんなときは郵送という形で遺族のもとに送り届け、お悔やみの気持ちを伝えることができます。

郵送の場合も、通常の葬儀に参列するときと同じようにお香典袋を用意し、表書きや住所、氏名、金額を記入してお金を包みます(くわしい書き方は「【専門家監修 葬儀マナー1】お香典袋<不祝儀袋>の書き方・選び方」)。

お悔やみの言葉を添えて

お香典を郵送する場合は、お金だけを送るのではなく、お悔やみの言葉と参列できない旨を一筆添えて送るのがマナーです。

手紙は白い便箋と一重の封筒を用意し、ボールペンなどで丁寧な字で書きましょう。便箋を2枚重ねたり二重の封筒を使うことは、「不幸が重なる」として避けられています。また、手紙の文でも、「たびたび」や「皆々様」といった重ね言葉などの「忌み言葉」を使用しないこともマナーです。例文を紹介しますので参考にしてみてください。

【例】

このたびは〇〇さんの突然の訃報に際し、ただ驚いております。ご家族の皆様の悲しみはいかばかりかと、心中お察し申し上げます。

本来ならすぐにでも参上し、直接お悔やみを申し上げたいところですが、遠方ゆえお伺いすることができず、誠に申し訳ございません。

心ばかりですが、お香典を同封させていただきます。御霊前にお供えいただきますよう、お願い申し上げます。

いずれ機会を見てご挨拶に参りたいと考えております。

略儀ではありますが、とり急ぎ書中をもって、心よりお悔やみ申し上げます。

合掌

お香典の送り方

お香典の中身は現金ですので、手紙などの一般郵便ではなく、現金書留で送りましょう。現金書留の専用封筒は郵便局で購入可能です。郵便局の窓口で「お香典袋を入れて送ります」と伝えれば、ちょうどいいサイズの封筒を用意してもらえます。

お香典を送るタイミングは葬儀の日程から1週間以内が基本です。あまり遅いと失礼に当たるので注意しましょう。葬儀に間に合うときは、斎場に送るようにします。それ以降になる場合は、ご遺族の自宅に送付してください。いずれの場合も、宛名は喪主の名前を書きます。

1939年に石材店として創業以来、葬儀、墓石、 仏壇、手元供養など、仏事に関する安心のサービスを提供。従業員の多くが、お墓ディレクター、葬祭ディレクター、仏事コーディネーターなどの資格を持つ。キャッチコピーは、遠くの親戚より近くの”大野屋さん”。

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