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加入内容や期間は見落とし注意!保険加入の失敗エピソード3選

  • 2021.4.5
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あなたは今、自分がどんな保険に加入しているかご存知ですか?きちんと把握している人もいれば、保険会社の人に言われるがまま加入して内容をあまり把握していない人もいるかもしれません。

今回は、筆者の体験や筆者友人の話をもとに、保険加入にまつわる失敗エピソードを紹介します。もしかしたら、これを読んでいるあなたも失敗エピソードに似た保険に加入しているかもしれませんよ。

保険がおりない!?保険加入が意味なしになった失敗談

最初に紹介するのは、保険に加入していることに安心して、古い保険をそのままにしていた筆者友人A子の失敗エピソードです。

自分で契約していない昔の保険は要注意!?

家庭によっては、子どもが生まれたことをきっかけに、親が子ども名義で保険に加入している場合があります。その理由は、若いうちに加入した方が保険料が安くなる傾向にあるから。また、早い段階で保険を準備してあげれば、子どもが自分で保険料を支払えるようになったときに、安い保険料の負担で済むからという親心もあるでしょう。

他にも、健康なうちに保険に加入させたいという目的もあると思います。それは、病気になってしまうと保険に加入できなくなったり割高な保険料の保険にしか加入できなかったりする恐れがあるからです。しかし、それらの子どもを想う気持ちがかえって、保険の見直しを遠ざけてしまう可能性があるのです。

友人A子が入っていたのは、入院5日目から保障対象の保険

筆者の友人A子は、社会人になって収入が安定したことをきっかけに、親が加入してくれた医療保険の支払いを引き継ぎました。そんなときに友人A子は入院してしまいます。入院期間は5日間、A子は「自分はもう保険に加入しているから5日分の入院給付金がもらえる」と安心しきっていました。

しかし、退院後入院給付金の請求を保険会社に行ったところ、思ってもみない言葉が返ってきたのです。それは、「あなたは入院5日目から保障対象だから、1日分の入院給付金しか出ない」とのことでした。

加入内容の見直しをしよう

医療業界はめざましい進歩を遂げているため、最近では、日帰りで手術することも増えており、昔に比べると入院日数も減っています。それに合わせて保険業界でも保障内容の見直しが行われ、新しい保険では日帰り入院向けの保険も多くあります。入院5日目から保障という保険は、比較的古い保障内容の保険に分類されるというわけです。

友人A子のように「保険に加入しているから安心」と思っていても、加入内容によっては、いざというときに保険がおりず、保険加入の意味が全くなくなってしまう…なんてことも起こり得ます。昔に加入した保険や親が加入したなど、自分が契約していない保険に関しては、しっかり内容の見直しをしておきましょう。

次に紹介するのは、主体となる保険に加入していたものの、安心のためにクレジットカードに付帯する保険に次々に加入していった筆者の話です。

クレカ付帯の保険加入で保険料負担増に!
心配性あるある?「あれば安心」がもたらす悲劇

買い物をしたときのポイントを得るためや、キャッシュレス化が進んでいることなどが理由で、クレジットカードの枚数が増えていくことはありませんか?筆者はその1人で、クレジットカードを何枚も作っていました。

案内を読んで不安にかられ、次々と保険に加入

あるとき、請求書に同封されていた案内に入っていたクレジットカード保有者向けのがん保険の内容を見て、保険料の安さにびっくりします。それは、月払保険料500円程度で、がんの診断を受けたら一時金や入院保険などが受け取れるといった内容でした。

そもそも筆者は、すでに医療保険とがん保険に加入していました。しかし、がん保険の案内パンフレットを見ていたら「もしも働けなくなったらお金は足りるのだろうか」と不安になったのです。結果、「毎月500円くらいで、万一入院したときに今加入している保険と合わせたお金がもらえるなら、より安心」という考えになり、加入に至りました。

そして後日、また違うクレジットカードからも、事故やケガの際に利用できる傷害保険の案内を受けます。パンフレットを読むうちに、「あると便利だな」「数百円だし、まあ良いか」「手続きも同封の書類を提出するだけで簡単だし」などと思い、加入してしまったのです。

本当に必要なのか見極めが大切

あるとき貯金を始めようと家計を見直していくと、クレジットカード付帯の保険料に月々2,500円も支払っていることに気づきます。数字だけ見ると、さほど大きな金額に感じない人もいるかもしれませんが、1年間で考えると3万円、10年だと30万円という計算です。

「もしかして、まずいかも…」と思った私は、自分が加入している医療保険やがん保険の保障内容を確認。クレカ付帯の保険が、果たして本当に必要なのかをチェックしました。すると、主体の医療保険やがん保険の保障内容がしっかりしていたため、筆者にはクレカ付帯の保険は必要ないという結論にいたったのです。しかし、それに気づくまで3年ほどかかったため、保険料支払いにより9万円ほど失ったことになります。

この付帯の保険、筆者が気づいたタイミングでは不要と判断しましたが、万一加入期間中に入院やケガがあった場合は、「加入しておいて良かった」と思うかもしれません。このように、人によって必要か不要かは違います。しかし忘れないでほしいのは、たとえ保険料が少額でも、それが本当に必要な保障内容なのかどうかの確認です。

十分な保障内容の保険に加入していれば、その他の保険は不要なため、筆者のように「あればあるだけ安心」などと心配しすぎて加入過多にならないよう、注意しましょう。

最後に紹介するのは、友人B美の保険の空白期間による失敗エピソードです。

保険に空白期間はダメ!いざという備えにならない
更新時期を迎え考えているうちに、いつの間にか空白状態に

友人B美は保険に加入していたものの、更新時期を迎えます。しかしこのとき、加入していた保険には更新せず、違う保険に加入するつもりでいました。それには、結婚を控えていたため夫と一緒に保険を見直そうという理由があったからです。

ただ、当時は結婚式の準備や新婚旅行で慌ただしく、また、新生活が始まっても仕事が忙しかったため、保険のことをすっかり忘れてしまいました。そのため、もともと加入していた保険の更新期限は切れ、新しい保険にも加入していない空白の状態となってしまっていたのです。

そんなとき友人B美は入院してしまいます。入院してようやく、保険の見直しをしていなかったことでどの保険にも属していない状態であることに気づきました。通院や働けない期間があることで収入がままならないこともあり、「忙しいことを理由にせず、きちんと保険に加入しておけば良かった」と深く後悔したのでした。

早めの検討がカギ!空白期間は作らない

友人B美のように更新タイプの保険に加入している人は、そのまま更新することが多いかもしれません。しかし、保険料の値上がりやより良い保障の保険に加入する目的から、保険の見直しを検討している場合は、空白期間を作らないように注意が必要です。

保険加入の意義やメリットを理解しているにも関わらず、空白期間を作ってしまうと、いざというときの備えになりません。これまでに支払った保険料ももったいないので、保険移行を検討している人は「保険加入の空白期間を作らない」というのは、覚えておきたいですね。

保障内容の確認と更新時期は要チェック!

保険加入にまつわる失敗エピソードを読んで、「自分にも当てはまる」と思った人や「詳しい保障内容まで知らなかった」という人もいるでしょう。せっかくなので、この機会に自分の保険を確認してみてください。

そのときは、保障内容が自分にとって十分なのか、更新時期はいつなのか、毎月の保険料は適正なのかを確認しましょう。保険加入や保険内容で失敗しないように、ぜひ今回の失敗エピソードをいかしてくださいね。

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