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“あざとかわいい”でアンチも?松本まりか「はじめてのチュウ」は存在感の表れ!

  • 2021.4.3
松本まりかさん
松本まりかさん

女優・松本まりかさん出演のテレビCM「鏡月焼酎ハイ」が話題です。同CMは夜景をバックにグラスを持った松本さんがアカペラで「はじめてのチュウ」を歌いながら、カメラに向かってほほ笑みかけるというもの。放送開始後の反響は大きく、ネット上では松本さんの歌唱力などを巡って、賛否両論の声も飛び交っています。

キャラクターや魅力、ストレートに

2018年放送のドラマ「ホリデイラブ」(テレビ朝日系)出演をきっかけに“あざとかわいい”キャラクターでブレークした松本さん。作家で芸能評論家の宝泉薫さんは「松本さんらしさが存分に表現されているCM」と評します。

「ドラマや映画では役として演じている分、松本さん本来のキャラクターが見えにくいのですが、このCMでは彼女のかわいらしい感じがシンプルに表れています。照れくさそうな表情やグラスを持つ指、フェミニンな雰囲気など松本さんが色っぽく、ほろ酔いな感じが表現されていて、彼女のキャラクターや魅力がストレートに伝わるCMです」(宝泉さん)

宝泉さんはCMについて、松本さんの存在感、影響力の高さを示すことにもなったと指摘します。

「CMについては賛否両論ありながらも、ここまで話題を集めているのは松本さんへの関心の高さを示しているとも言えるでしょう。人気が出れば出るほどアンチも増えてしまうのは必然ですが、そういう意味では松本さんの存在感や影響力の高さが表れている結果ではないでしょうか」

一方で、否定的な声も存在する背景に“あざとかわいい”の見せ方があると宝泉さんは指摘します。

「単に“あざとかわいい”だけでは火がつきやすいのかもしれません。『あざとかわいい+面白さ』があれば否定的な声も少なかったはずです。以前、松本さんはソフトバンクのCMで白戸家のお父さんを誘惑する女性を演じていましたが、あのCMはあざとかわいいだけではなく面白さもあったので、否定的な声はそれほど上がらなかったです」

「松本さんの歌唱についても話題になっていますが、『はじめてのチュウ』という昔から、多くの人に愛されている曲を歌っていることも鍵になっています。制作側とすれば、この曲を歌うことで上の世代のウケも狙ったのかもしれませんが、逆に子どもの頃好きだった曲を“あざとかわいい”感じに使われてしまったという捉え方をされてしまい、一部で否定的な声が生まれたという一面も考えられるでしょう」

耳に残る特徴的な歌声に意味

とはいえ、賛否両論の声がありつつも、CMとしての役割は十分に果たされていると宝泉さんは分析します。

「CMなのであくまで宣伝することが目的であって、多くの人に届くことが重要なわけです。そういう意味では、テレビから松本さんの歌声がアカペラで聞こえてくるのは特徴的で耳に残るので、宣伝としての役割は十分に果たされていると思うのです」

「賛否両論あるとはいえ、否定的な声の方が少ないですし、最近でも米倉涼子さん出演の『楽天モバイル』や、浜辺美波さん出演の『ドコモd払い』なども同じように話題になりましたが、どれもCMとしての役割はしっかり果たしているように見えます。ましてや、スキャンダラスな感じを売りにしている女優を起用しているわけでもないので、放送し続けても何ら問題ないと思うのです」

また、このCMは松本さんだからこそ成立した作品であると、宝泉さんは太鼓判を押しています。

「松本さんの“イメージビデオ”と言ってもいいくらい、彼女の魅力や特徴が凝縮されているCMになっていると思うのと同時に、このような演出でも違和感なく演じられるのは、今や松本さんしかいないと言っても過言ではないでしょう。もはや、円熟味さえ感じ、“女優・松本まりか”の神髄が表れている、そんな出来栄えのCMでファンの方も納得できるような作品になっているはずです」

オトナンサー編集部

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