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学年の不思議!4月1日生まれはなぜ下の学年なの?その理由をスッキリ解決しよう♪

  • 2021.3.30
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年齢がひとつ増える日は、法律で決まっていた!

誕生日がくれば、ひとつ年を取る…そんな風に思っているのが一般的でしょう。

ですが、年をひとつとる日を実は法律で決められているのです。

それは、『誕生日の前日の最後の瞬間』なのだとか。

4月1日の14:30に誕生していても、3月31日の24時に歳を重ねていることになるのです。

4月1日生まれの人が法律上、年をひとつ取るのは3月31日の24時。

そのため、4月1日生まれの子どもは3月31日に6歳になるため、同じ年に生まれた子どもよりも学年がひとつ下になるというわけです。

文部科学省の公式サイトに、4月1日生まれの児童生徒の学年についてのページがあったので、引用してみましょう。

年齢の計算については、年齢計算ニ関スル法律と民法第143条によりその考え方が示されており、それによれば、人は誕生日の前日が終了する時(午後12時)に年を一つとる(満年齢に達する)、とされています。これを4月1日生まれの子に当てはめると、誕生日の前日である3月31日の終了時(午後12時)に満6歳になることになります。 よって、4月1日生まれの児童生徒の学年は、翌日の4月2日以降生まれの児童生徒の学年より一つ上、ということになり、一学年は4月2日生まれから翌年の4月1日生まれの児童生徒までで構成されることになります。
出典:www.mext.go.jp

上記のように、わかりやすくイラストで表記されていました。

「満6歳に達した日の翌日以後における最初の学年の初めから小学校へ就学させる」

ということがわかります。

「学年が4月1日~翌年3月31日」と定められているので、今年入学の対象となるのは、誕生日が「4月2日~翌年4月1日」ということになりますね。

その学年で一番大きい子は「4月2日生まれ」

このように、法律上では4月1日生まれの子どもは3月31日の24時にひとつ年を重ねることになり、満6歳となります。

学校の始まりと1年間のくくりとしては、

●学校教育法

「第五十九条 小学校の学年は、四月一日に始まり、翌年三月三十一日に終わる。」

と決められており、

「第十七条 保護者は、子の満六歳に達した日の翌日以後における最初の学年の初めから、満十二歳に達した日の属する学年の終わりまで、これを小学校、義務教育学校の前期課程又は特別支援学校の小学部に就学させる義務を負う。」

と定められているので、4月2日生まれの子どもは4月1日の24時に満6歳となるため、クラスで一番誕生日の早い子となるわけですね。

4月1日から新年度ではあるのですが、法律ではこんな決まりごとがあったわけです。

なぜ年を取る日が前日の24時なの?

満年齢という考え方は、なぜ生まれたのでしょうか。

当日の24時で良いのではないでしょうか。

その理由としてあげられていることは、4年に一度しかない日「2月29日」生まれの人への配慮だと言われています。うるう年の2月29日に生まれた人は、4年に一度しか誕生日がありません。

2月28日の24時に歳を一つ重ねられると考えれば、毎年誕生日を迎えられることになります。

これも誕生日についての配慮なのでしょうが、こんな理由があるようですね。

まとめ

誰もが何となく知っていたけれど、はっきりはわからなかったかもしれない「4月1日生まれ」について、

法律があること、誕生日の考え方について、ご紹介しました。

4月1日に6歳になった途端に小学校へ入学するのが良いのか、6歳と11カ月が終わり7歳になってから入学するのが良いのかは

そのお子さんによって成長はさまざまでしょう。

実際にお誕生日が4月1日のお子さんや、出産予定日が4月1日前後の方は、ちょっと知っておいてもよい情報ですね!

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