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レインボー池田直人インタビュー。同性の友達同士の結婚で救われる人もいるかもしれない

  • 2021.3.30
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これまでの結婚の概念をガラリと変える、オンライン演劇「スーパーフラットライフ」。秋元さん演じる棚橋エリの元恋人役を演じるのが、女装のコントでもお馴染み、お笑い芸人レインボーの池田直人さんだ。「大手IT会社勤務」というマッチングアプリでも人気がありそうなプロフィールだが、エリには言えない秘密を抱えていて……。公演に先駆けて、演劇初挑戦という池田さんに、物語の魅力や自身の結婚観、そして役に対しての意気込みを語ってもらった。

マモルは自分のための役かもしれない

――今回、オファーを受けた時の心境を教えてください。
正直、くるものを拒まずというスタンスではありました(笑)。普段のコントでは割とドラマチックに作り込んでいるので、ずっとドラマや映画に挑戦したいと思っていました。そしたら今回、オファーをいただけたのでめちゃくちゃ嬉しかったですね。「ついにきた!」と思いました。

――「スーパーフラットライフ」の台本を読んでどう感じましたか。
パンデミックで大きく価値観が変わったこのご時世にあった世界観で、僕自身も新しい気持ちで挑めるなと思いました。僕は日本映画大学脚本コースを卒業しているんですが、その視点でみてても台本がすごく面白かったです! それこそ最近、友達がマッチングアプリで結婚しまして。アプリで条件があって結婚したことにびっくりしていた矢先、この「スーパーフラットライフ」の台本が届いたのでタイムリーなテーマでした。しかも、男女っていう性別を取っ払って……って思ったときに、これで救われる人がいるんじゃないかと少し考えましたね。

――池田さんが演じる西中マモルというキャラクターはどんな印象を受けました?
これ、僕にあわせて書いてくれているんですかね!? 元々マモルがいて僕がキャスティングされたのか、僕を見てマモルを思いついたのか分からないくらい、自分らしいなと思うセリフが多くて(笑)。関西人にしたら、トップ10に入るくらい柔らかい物腰って言われているんですけど、マモルのパーソナリティからその感じが伝わってきました。

――今回、ゲイ役を演じる上で難しかったことはありますか?
まだ気づいてない自分を開拓できるかなと思いました。それこそ27歳になってから新しく知る自分がいたりとか。ずっとアウトドアが好きだと思っていたら、この自粛期間でめちゃくちゃインドアだったことに気づきました。これから歳を重ねる上でまだまだ知ることも多いと思うので、いろんな自分を知りたいですね。「異世界の自分がいたらどうなるんやろ」みたいな感じを想像しながらやってみたいなと感じています。

結婚に向けて絶賛花婿修行をしている

――池田さんは結婚に対してどのようなイメージを持っていますか。
夢のひとつが、結婚して温かい家庭をつくることでして。だから結婚について「まだ考えたことないわ〜」っていう同期とかがあんまりピンとこないくらい結婚のことを考えています。あっ、実は僕、絶賛花婿修行中なんです。結婚に向けて何が必要かなと思ったときに、免許やなと思って。将来子供と一緒にいろいろいくとか、オムツ交換も車あったら楽だよと聞いたので、自動車教習所に通っています。

――日本で同性婚が合法化されたとして、この物語のように、親友と結婚や家庭を育むということをやってみたいと思いますか。
めちゃくちゃ難しいことですよね。僕、自分の家族が大好きなんですよ。お母さんお父さん、おじいちゃんおばあちゃんがいてっていうのがすごく幸せで。もしかしたらこういうシステムができると、家族が増えて救われる人がいるかもしれないでよね。

秋元さんとは高校生ぶりの再会だった!?

――共演者の印象を教えてください。
11年前の秋元さんがAKB現役の時に一度お会いしているんですよ! 高校生のときに「ハイスクール漫才」いう大会に出場して決勝までいったのですが、そのときの審査員が秋元さんだったんです。初めて生でみたアイドルでした(笑)。なので、再びこういう形で共演できて大変嬉しく思います。

――最後に、視聴者に対してメッセージを。
本番前に、周りに同性が好きな友達もいるので、ちょっとお話を聞いてみたいと思っています。その人はパートナーがいて今結婚して幸せな家庭を築いているみたいなんです。「どんな感じなんやろ」というのを落とし込んでから本番に挑みたいと思います。

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