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本当に都心!? 日本旅館「星のや東京」でちょっと背伸びのマイクロツーリズム

  • 2021.3.30
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こんにちは。シティリビング編集部のアスミコです。

近場を旅する「マイクロツーリズム」。これからの旅行の選択肢のひとつとしても定着しそうですね。

今回は、憧れの星野リゾートが手掛ける、大手町の日本旅館「星のや東京」での宿泊体験を前後編でレポートします!

★後編はこちらから

出典:シティリビングWeb

一歩踏み入れた瞬間から別世界!

東京のオフィス街の代表ともいえる大手町。高いオフィスビルは日常的な風景です。

最寄り駅は、東京駅or大手町駅。ずんずん歩いていくと、ほかとは違う雰囲気をまとった、高級感漂うビルが。

出典:シティリビングWeb

地下2階、地上17階の縦の空間に旅館の要素を組み込んだ“塔の日本旅館”ともいえる「星のや東京」。

扉を入るとそこは玄関。さっそく履物を脱ぎます。スリッパなどはあえてなく、畳を踏みしめるくつろぎの感触。一気に旅先の気分です! 奥に見える桜は生花で、四季もしっかり感じられます。

出典:シティリビングWeb

さっそく客室へ。畳張りのエレベーター、目的階に着いたときになる音が、拍子木の「カンッカンッ」という小気味よい音。エレベーターにまで和を感じさせるこだわりに感動しました。

出典:シティリビングWeb

1フロアに6室の客室と中央に共有スペース「お茶の間ラウンジ」があり、各階がひとつの日本旅館のイメージで作られているそうです。家族や親せき、職場の慰安旅行などでフロアごと貸し切りにする方もいるのだとか。

こちらが「お茶の間ラウンジ」。

出典:シティリビングWeb

お茶やコーヒー、東京らしいお菓子、冷凍庫にはプチアイスなどがあり、すべて自由にいただけます。ここでお茶をしながらくつろぐのも良し、部屋に持ち帰ってゆっくりするのも良し。至れり尽くせりのおもてなしです。

出典:シティリビングWeb
出典:シティリビングWeb

オリジナルの「お江戸双六」や、書籍などもあり、思い思いの時間を過ごせそうです。

出典:シティリビングWeb
出典:シティリビングWeb

部屋の見学もさせていただきました。まずは定員2人の「百合」。

出典:シティリビングWeb
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畳の空間に合わせて重心は低めに設定。正座したのと同じ目線の高さになるソファは雰囲気たっぷりです。布団のようなベッドも広々。

外観を見たときから気になっていた紋様は、江戸小紋の「麻の葉くずし」柄の格子。部屋の中から見るとこんな感じ。

出典:シティリビングWeb

陽の入り方によって、障子に柄が映し出されます。時間とともに変わっていく様子を楽しむのも一興。

出典:シティリビングWeb

朝もステキでした。これは温泉フロアにあるラウンジで撮影したもの。

出典:シティリビングWeb

そして、今回宿泊させていただいた、星のや東京でもっとも広い客室の、定員3人の部屋「菊」へ。

出典:シティリビングWeb

入口からスペシャル感がすごい。

出典:シティリビングWeb
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広っ…! あらゆるところに寝っ転がり、部屋の中を無駄に小走りで移動してみたりしました。

出典:シティリビングWeb

机があったので、ぜいたくすぎるリモートワークもしてみました。心なしかはかどった気がします。

出典:シティリビングWeb
出典:シティリビングWeb

滞在着は簡単に着られる「キモノ」。館内はもちろん、ご近所へのちょっとしたお散歩や買い物に街着としても利用できるそう。肌着もちゃんとセットされているので、だいたいはだける不器用な私もとても助かりました。財布やスマホを入れられる巾着もあり、完全なる“星のやスタイル”で過ごすことができます!

新スタイルの「Nipponキュイジーヌ ~発酵~」に舌鼓

今回は地下1階のダイニングでディナーをいただきました。

出典:シティリビングWeb

地層をイメージした壁と大きな岩がお出迎え。

出典:シティリビングWeb
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どの席もプライベート感たっぷりで、隣席を気にせず、料理とその空間に没頭することができます。

「Nipponキュイジーヌ」は、日仏料理が融合した、新スタイルのコース。魚をふんだんに使用し、器、カトラリーまですべてにこだわりぬいたコース料理を、目でも舌でも楽しむことができます。

2020年8月からは、免疫力を高めると言われる発酵食材に着目し、フレンチの技法と発酵食材を組み合わせた「Nipponキュイジーヌ ~発酵~」が提供されています。

出典:シティリビングWeb

お品書きもシンプル。上の漢字が器のテーマ、下が食材。これをヒントのように楽しんでほしいと、スタッフさん。

今回はせっかくなので、それぞれの食事とのマリアージュを楽しめるワインをいただきました。

まずは「ふきのとう」。落ち葉をかきわけるのが楽しい。

出典:シティリビングWeb
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続いてこのコースを象徴するともいえる「五つの意思」。

出典:シティリビングWeb
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左から酸味・塩味・苦味・辛味・甘味の五味を表現。下の丸いのは石。ここを手で持って食べるのですが、石の温度がそれぞれ違う! この一口に繊細な技術が詰まっているのだなと思いながらありがたくいただきます。

「鰆」。さわらをなんと生ハムでしめているそうです。何もつけなくてもほどよい塩味があるのはそれでか!

出典:シティリビングWeb
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「かぶ 蛍烏賊」。ホタルイカの風味がすごい。合わせるワインは白なのに琥珀色でこっくりおいしかったです。

出典:シティリビングWeb
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カトラリーも美しい。

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「牛」。やわらかい牛にやわらかいマグロがオン。それぞれの味がしっかりするのにケンカせずに調和しています。真ん中の華やかなのはピクルス。最後には、コンソメスープも。

出典:シティリビングWeb
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まだまだコースは終わりません。

続いて「さくらんぼ」。上にかぶさっているアメのフタをたたき割って下に落として食べます。

出典:シティリビングWeb

コースのラストは「文旦」。チーズに負けないフレッシュな文旦がおいしい。

出典:シティリビングWeb
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マリアージュのお酒も特徴的でした! 夏のはちみつだけを使った蜂蜜酒に、文旦の果汁を使った文旦リキュールをガラスのスポイトで入れて味変を楽しみます。

出典:シティリビングWeb

最後に桜のマカロンも出てきました。

「Nipponキュイジーヌ ~発酵~」大、大、大満足です! ひとつひとつの料理やワインの説明を聞くのも楽しいし、それを踏まえてじっくり味わうのも楽しい。メモを取りながら食事していたのですが、だいぶいい気分になっていたのか、終盤になるにつれて「おいしー!」「すごい合う!」というばっくりしたメモになっていました(笑)。

後編では、星のや東京が誇る大手町温泉、この時季ならではのプラン、体験などをレポートします!

■星のや東京 https://hoshinoya.com

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