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ソニーとアイデアを育てる「U24CO-CHALLENGE 2021」 入院患者を応援するサウンドデバイスがグランプリに

  • 2021.3.30
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医療系学生チームが「U24 CO-CHALLENGE 2021」グランプリ受賞

ソニーは、ソニーのノウハウを活用してアイデアを育てるプログラム「U24 CO-CHALLENGE 2021」を実施している。24歳以下の世代を対象として、コンペティションとワークショップが一体となったプログラムだ。

「Create the Beyond~その先の世界をつくるのは、君だ。~」をテーマとしたコンペティションでは、「新しい人と人の関係をつくる」アイデアを幅広く募集。グランプリ(大賞)には、病院内サウンドデバイス『Ear Psychology(イヤーサイコロジー)』が選ばれた。

「サウンド」を届けるサービスを開発

「U24 CO-CHALLENGE 2021」は2020年9月24日にコンペティションの募集を開始。ビデオ審査や面接を経て、応募者から3チームが選ばれた。その後、「メンタリング」が実施され、ソニー社内外のクリエイターと共にアイデアを磨いた。

グランプリに輝いた「イヤーサイコロジー」は、医療系学生2人によるチーム「MSW」のアイデアだ。賞品として、サービスの開発資金300万円が贈呈される。

イヤーサイコロジーは、ワイヤレスイヤホンとスマートフォンのアプリケーションから構成されるシステムを使い、病院内で患者の心のケアとなる「サウンド」を届けるサービス。患者の理解者である家族や友人が励ましのメッセージを吹き込む「声の寄せ書き」という機能や、患者のお気に入りの音楽がワイヤレスイヤホンから流れ出す機能を搭載している。

面会時間が取れないなど、患者を応援する機会が持てない家族や友人でも、この仕組みを通じてサポートしたいという気持ちを伝えられる。

医療系学生チームのMSWは、医療技術が格段に進歩する一方で、「患者さんの癒しやケアへのテクノロジーはあまり進んでいないのではないか」という気づきから、このアイデアを着想した。

審査員からは、「患者さんの心のケアに対する問題意識を明確に持って発想している」ことや、「音の持つ効果に着目した創造性」、そして「利用者である患者さんの目線で設計されており、このサービスを必要とする人たちを幸せにするアイデア」という点が評価された。

他のアイデアも魅力的だ。ファイナリストとしては、視聴した画像・音楽・動画といった心の履歴を可視化するアプリケーション型履歴書「もう一つの履歴書『コド』」や、AR(拡張現実)アプリにより歴史上の人物を喋らせて表情を与え、歴史をエンタメ化する「lekishi kokeshi」が残った。

グランプリは、経済メディア「NewsPicks」の経済討論番組「The UPDATE×U24 CO-CHALLENGE 2021【Z世代の創造力で世界はどう変わるのか?】」で21年3月23日に発表され、ファイナリスト3チームによるプレゼンテーションもVTRで放映された。

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