【思考をキレイにする旅の仕方（259）】旅から考え方の違いを身体に刻む

先日、私が住む町の防災行政無線の警報訓練アナウンスにて
武力攻撃における「ゲリラ」という単語が文言に出ました。
「ゲリラ」という単語は不快で教育上よくない、
いやいや、世界からどんな攻撃がやってくるかわからないので必要など様々な声が上がります。

「様々なところを旅されている方からすると、どう思われますか？」
ふいに意見を求められ、
防災行政無線の「ゲリラ」の文言は耳慣れないけれど、
許容範囲じゃないのでしょうかとお答えしました。

旅をして様々な人のお話を聞いていると常識をくつがえされることが多い。
文化圏の違う海外は特に。
こうやってゲリラの正義というものが生まれるのか、
この考え方の延長が戦争につながっていくんだろうなぁなど、
大袈裟ではなく、実際に感じることがありました。

そうした体験から、つくづく、自分が思っている善悪や正義、
もっと言えば常識って信用できないなぁと改めて思うのです。
世の中の流れや自分の立ち位置によって簡単に変わってしまうから。
だからこそ、旅先で出会う考え方の違いを身体に刻んでおくようにしています。＜text：イシコ http://sekaisanpo.jp/＞