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寝ても寝ても眠い。それは食生活が原因かも?

  • 2021.3.24
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なんだか眠れない、スッキリしないなど、ちょっとした不調が気になる方も多いだろう。コロナ疲れやストレス社会が原因かもしれない。そんな時には自分に「ごほうび」を。中医学の知恵を生活に取り入れてみてはいかが?

2021年3月19日、『体とココロが喜ぶごほうび漢方』(主婦の友社)が発売された。本書には、朝・昼・晩、寝る前と1日の流れに合わせた実践しやすい中医学の知恵や養生法、薬膳などが紹介されている。

日々の生活でちょっと疲れたときなどに取り入れやすい、体とココロが喜ぶごほうびのようなネタが164も掲載されている。著者は鍼灸師の田中友也さんだ。

田中さんは関西学院大学法学部卒業後、イスクラ中医薬研修塾で中医学の基礎を学び、北京中医薬大学、上海中医薬大学など本場で研鑽を積んだ鍼灸師。ツイッターでつぶやく漢方にまつわる話は、わかりやすく親しみやすいと人気だ。

本書では、そんな田中さんがストレス社会で日々闘っている人々に向けて、気軽に取り入れられる中医学の知恵を紹介している。

まずは体質チェックから始めよう。以下の8つのタイプのうち、あなたはどれに当てはまるだろうか?

1 体の元気(エネルギー)不足の「気虚(ききょ)」体質
2 気の巡りが悪い「気滞(きたい)」体質
3 血が不足している「血虚(けっきょ)」体質
4 血の巡りが悪い「?血(おけつ)」体質
5 体の潤い不足の「陰虚(いんきょ)」体質
6 体に余分な水分や汚れがたまっている「痰湿(たんしつ)」体質
7 体を温める力不足の「陽虚(ようきょ)」体質
8 体に余分な熱がこもっている「陽盛(ようせい)」体質

体の特性を知ることで、ぴったりの養生法や食事を実践できる。

次に、自分が何げなくしている行動をチェックしてみよう。例えば、よく炭酸飲料を飲む、ため息をつく、脚を組むなども、不調のサインになりうる。本書のPart2では、そのような日常のありふれた行動から体の不調に迫っていく。「こんな行動が不調のもとに!?」と驚くに違いない。

また、本書のPart2~5では、よくある症状別に改善方法を紹介している。朝・昼・夜、季節、週末に分けられているので、自分の生活に合わせて実践しやすい。本書のアドバイスの一部を紹介しよう。

例えば、「寝ても寝ても眠い」なんて思ったことありませんか?
そんなときは「食事を腹八分目にする」心がけを。

夜、しっかり寝ているのに起きられない、寝ても寝ても眠い、目をあけられない、知らない間に寝てしまうという症状を中医学では「嗜眠(しみん)」といいます。
嗜眠の大きな原因は胃腸が弱っていること。暴飲暴食をしていたり、味つけの濃いもの、油っこいもの、甘いもの、冷たいものなどが大好きという人に多い症状です。
そんな人は、まずは胃腸を元気にすることから始めましょう。食生活を見直し、腹八分目にして、あっさりした温かいものを食べるように心がけてください。ぐっと、すっきり朝目覚められます!

思い当たる節がある人も多いのでは。睡眠と食生活が結びつくなんて意外だ。

さらに、本書には鍼灸師の田中さんならではの、ツボ押しによるケアの方法も掲載されている。

朝起きたときや日中の会議の合間など、ちょっとした時間にリフレッシュすることができる。どこを押せばよいのか一目でわかるツボMAPがついているので、初心者でも安心だ。

ちょっとした不調でも、生活の中のパフォーマンスを低下させてしまう。普段がんばっている自分の体を労わり、「ごほうび」をあげよう。

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