【COVER BEAUTY】ドラマにセルフメイクで挑む【石原さとみ】が考えるメイクの力とは？

私がハッピーでいられる理由

“おいしい”と感じながら食べる

すごく単純だけど、一番幸せを感じるのはおいしいものを食べてる瞬間ですね。料理はほぼ毎日しているのですが、幸せを感じるほどおいしいものを自分で作って食べる。他力本願じゃなく自分で心と体を幸せにできるのって、すごく豊かなこと。

モヤモヤしたら口に出してみる

「な〜んかモヤモヤするんだけど、コレなんだろ？」って必ず口に出します。周りの人にも聞くし、自問自答もする。モヤモヤの言語化を繰り返すうちに、思考の癖とか傾向が整理されて、いつのまにかすっきり。現実逃避をせずに向き合うことで、モヤモヤ解消のスピードも上がります。

友情は最大の財産！

親友は小学生の頃からの友達なのですが、彼女は、私にとってまさしく宝物。家族よりも素直になれるし、仕事仲間よりも刺激をもらえる貴重な存在。でもね、友情だって愛情と同じく、放っておくと埃をかぶるんです。だからこまめに連絡したりして、あなたのことが大好きだよって伝えるようにしています。

大切にしているのは生命力

励ますことのできる人でありたいとずっと思っていて、そのためにどんなことがあっても揺らがない、“生命力”を大切にしています。だからこそちゃんと食べるし、眠るし、心も常にヘルシーに。見た目うんぬんよりも生命力に秀でた女優でありたい。

いつもハッピーでいるためにメイクの力に頼っています

メイクには、人をハッピーにする力がある。それを改めて実感したのは、昨年の自粛期間中でした。たとえ自宅で一人きりでも、メイクをすれば背筋がスッとのびるし、気分も上がる。最近でもFaceTimeで友達とおしゃべりしたり、Zoomでミーティングする際にグロスを塗ったりすると、肌色だけでなく、気持ちも華やぐことに気づきました。マスクで見えなくなっちゃうけど、リップメイクは毎日して出かけるし、気分で選べるように、口紅は2〜3本、持ち歩くようにしています。

現在撮影中のドラマでは、自分でメイクをしています。最新作では海洋学者という役柄のイメージに合わせ、グレーとホワイトシルバーのシャドウとグレーのアイラインで目元を涼しげに。このページの水色の衣装のメイクにちょっと似てるかな？ チークは目元が涼しいぶん、血色を補うために青みのピンク、リップは鮮やかな朱赤。VOCE読者の皆さんもトライしやすい大人ピュアなメイクをぜひ観てくださいね。

石原さとみ／SATOMI ISHIHARA
1986年12月24日生まれ。10代でデビューして以来、映画、ドラマ、舞台、CMとさまざまな分野で輝き続けるスター。大のメイク好きとしても知られ、そのセンスとテクはプロ顔負け。新ドラマのメイクにも注目が集まる。

出演情報
2021年4月スタート(日本テレビ系／水曜22時)
ドラマ「恋はDeepに」

石原さん演じる、海を愛する魚オタク、海洋学者の渚海音と綾野剛さん演じる大企業のツンデレ御曹司、蓮田倫太郎の運命的な恋を描いたラブコメディ。“きゅん♡”と“くすっ”がちりばめられた、気分が上がるドラマです。

撮影／三瓶康友 ヘアメイク／北原果（KiKi inc.） スタイリング／宮澤敬子（WHITNEY） 取材・文／中川知春